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2023.01.27 お役立ち情報

賃貸と持ち家、どちらがお得?それぞれのメリット・デメリットと年代で比較!


賃貸と持ち家、どちらがお得?それぞれのメリット・デメリットと年代で比較!

持ち家と賃貸はどちらがお得?メリット・デメリットや生涯コストで比較

不動産の購入を検討する上で、家を購入するのと賃貸のまま住み続けるのでは、どちらが得なのかを考える時期があります。

しかし、持ち家と賃貸それぞれにメリットとデメリットがあり、どちらかが必ず正解とは限りません。そのため、判断できないまま賃貸暮らしを継続する人も多いでしょう。

そこで、この記事では持ち家と賃貸それぞれのメリットとデメリットを、生涯コストの比較等を踏まえて解説します。

現在家づくりや引っ越しを検討している人は、是非最後までお読みください。

【この記事でわかること】

● 持ち家と賃貸のメリット・デメリット

● 持ち家と賃貸のコスト比較

● 持ち家に向いている人の特徴

● 賃貸に向いている人の特徴

持ち家のメリット

持ち家の購入は人生でも大きな変化であり、付随して住宅ローンなどの費用負担も発生します。そのため、まずは持ち家にはどのようなメリットがあるのかを把握することが重要です。

  • 自身の資産として残せる
  • 住宅ローンを完済できれば経済的負担が減る
  • リフォームや建て替えが自由にできる

順番に解説していきます。

自身の資産として残せる

持ち家には「所有権」と「使用権」があり、賃貸には「使用権」だけがあります。つまり、持ち家は住むだけではなく家を資産として扱える一方、賃貸にその権利はありません。

そのため、持ち家に住めば家を担保とした借入も、家の売却による現金化も可能になります。

また、将来の相続においても現金で3,000万円を相続させるより、3,000万円で購入した家を相続させた方が、相続税を安くできるメリットがあります。

住宅ローンを完済できれば経済的負担が減る

住宅ローンの支払いは長期間におよびますが、完済すれば経済的負担が減ります。

一方、賃貸生活は家賃が発生し、同じ場所に何年住んでもコストが0円にはなりません。たとえば、28歳で家を購入し35年ローンを組むと、順調に返済を続けていけば65歳の定年までには完済できます。

したがって、老後の生活に経済的余裕が欲しい人には持ち家がおすすめです。

リフォームや建て替えが自由にできる

持ち家は自由に居住空間のリフォームができます。庭があればガーデニングやバーベキューなどもでき、駐車場の設置といったライフスタイルの変化に柔軟に対応可能です。

また、子供の独立や親と同居といった契機で建て替えることで、最適な住環境へ作り変えられます。このように、住環境を自由に変更できるのは持ち家の大きなメリットです。

持ち家のデメリット

持ち家にはメリットも多く存在しますが、デメリットもあります。

持ち家を検討する際には前述したメリットと合わせ、この章で解説するデメリットも把握しましょう。

  • 初期費用が高額になりがち
  • メンテナンス費用に手間やお金がかかる
  • 住み替えが困難

順番に解説していきます。

初期費用が高額になりがち

住宅金融支援機構が公開しているデータによると、岐阜県の平均建築費用は約3,533万円であり、建売住宅の場合は約2,644万円でした。

そのため、日常生活で経験のない金額を1度に消費することになるため、普段の家計運営以上に資金計画を慎重に行う必要があるでしょう。

また、家を買うために住宅ローンを利用するケースは多く、大きな負債となるため注意が必要です。

※参考:2021年度集計表

メンテナンス費用に手間やお金がかかる

持ち家は、賃貸にはないランニングコストとして、固定資産税や都市計画税といった税金の支払いがあります。

これらの税金は毎年発生し、住宅ローンの支払いを終えたあとでも、家を所有する限り支払うものです。そのため、住宅ローンと賃貸の家賃が同額であった場合、持ち家の総支払い額が高くなります。

また、持ち家には毎年の税金以外にも、10年に1度行うことが多い外壁塗装、屋根塗装、漏水工事、防蟻処理などの費用が必要です。

建物面積が100㎡前後の木造2階建て住宅であれば、約100万円〜150万円の費用が、10年に1度かかります。

住み替えが困難

持ち家は居住環境が固定されるため、急な転勤や転職といったライフイベントに対応するのが困難になります。

たとえば、持ち家を購入したあとに転勤となった場合、会社の家賃補助が全額出ない限りは費用負担が増えてしまいます。

また、持ち家の周辺環境が変化した場合や、重大な問題が発覚した場合でも、すぐに住環境を変えるのは困難です。つまり、ライフイベントが多い人にとって、持ち家は不向きだといえます。

賃貸のメリット

ここまでは持ち家のメリットとデメリットを解説しましたが、この章では賃貸のメリットとデメリットを解説します。

  • 気軽に住み替えができる
  • 固定資産税の支払いが不要
  • メンテナンス費用の負担が少ない

賃貸暮らしを続けるかどうかの重要な判断基準になるため、しっかり把握しましょう。

気軽に住み替えができる

持ち家のデメリットに、住み替えの難しさが挙げられますが、賃貸であれば気軽に住み替えられる傾向にあります。

転勤や転職によって別の町で暮らすことになった場合はもちろん、住んでいる賃貸の近くにより良い物件が見つかった場合であってもすぐに住み替え可能です。

このように、ライフイベントや気分の変化に対応し、住環境を柔軟に変えられるのは、賃貸の大きなメリットといえるでしょう。

固定資産税の支払いが不要

固定資産税の支払い義務は不動産の所有者にあります。つまり、賃貸暮らしをどれだけ継続しても固定資産税を支払う必要はありません。

ただし、固定資産税増税などのやむを得ない事情により、家賃に増えた費用の一部を転嫁されるケースに注意が必要です。

メンテナンス費用の負担が少ない

賃貸は居住空間以外の設備については、全て賃貸オーナーに修繕義務があります。

また、居住空間内であったとしても住宅設備の故障についてはオーナーが修繕するケースが多く、賃貸でメンテナンス費用がかかるケースはほとんどありません。

さらに、持ち家のデメリットにある10年に1度の修繕費用を貯めておく必要もないため、賃貸にはメンテナンス費用が非常に少なくて済むメリットがあります。

賃貸のデメリット

ライフイベントに合わせて対応できる賃貸ですが、賃貸暮らしには「所有権」がないため、いくつかのデメリットも抱えています。

  • 自身の資産にならない
  • 間取り、設備などを自由に決められない
  • 生涯コスト(家賃)の負担が大きい

この章で解説するデメリットを把握し、納得した上で判断しましょう。

自身の資産にならない

賃貸は、たとえ何年間家賃を支払い続けたとしても所有権が得られないため、自身の資産になりません。

つまり、家賃は住環境を維持するためだけに支払うコストとなり、持ち家のように売却しての費用回収が望めないといえます。そのため、運用によって資産を増やすのは難しいでしょう。

間取り・設備などを自由に決められない

賃貸の所有権はオーナーにあるため、リフォームや設備の入れ替えができません。

そのため、住み始めたあとに不満が出た場合には、引っ越すか不満に対して目を瞑って住み続けるかを選択しなければなりません。

このように、ライフイベントに対応しやすい賃貸ですが、住環境を変えずにカスタマイズできない点において、非常に不向きだといえます。

生涯コスト(家賃)の負担が大きい

賃貸では、生涯コスト(家賃)の負担が大きい点もデメリットといえるでしょう。

岐阜県での平均建築費用は約3,533万円、建売住宅は約2,644万円と前述しましたが、家賃7万円の賃貸暮らしを35年継続すると生涯コストは2,940万円、8万円だと3,360万円になります。

また、仮に持ち家を35年の住宅ローンで購入したとすると35年目以降に返済額0円となりますが、賃貸の場合、家賃は住み続ける限り発生し続けます。

このように、生涯で支払う家賃負担の総額が非常に大きくなる点が、賃貸の大きなデメリットです。

【比較】持ち家と賃貸を生涯コストでシミュレーション

岐阜県で持ち家と賃貸の生涯コストを比較した場合、持ち家の方が生涯コストは約1,300万円高くなります。

この章では持ち家と賃貸のコストについて具体的なシミュレーションをし、各項目でどのくらいの費用が発生するのかを解説します。

  • 持ち家の生涯コスト
  • 賃貸の生涯コスト

順番に見ていきましょう。

持ち家の生涯コスト

持ち家にかかるコストを以下の条件で算出した場合、総額は約6,100万円になります。

この章では、持ち家にかかる費用について、条件を設定しながら解説します。

〈条件〉

● 居住年数:50年

● 建物種類:注文住宅

● 土地面積:50坪

● 建築エリア:岐阜県岐阜市

● 借入金額:4,590万円(建物3,360万円、土地730万円、諸費用500万円で設定)

● 返済期間:35年

● 金利:0.5%

● 固定資産税を年12万円で設定

● メンテナンス費用:10年に1度120万円で設定

● 車2台保有

ローン総支払額 メンテナンス費用 固定資産税・都市計画税 合計
生涯コスト 約5,000万円 500万円 600万円 約6,100万円

※参考1:2021年度集計表|住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)

※参考2:岐阜県の土地価格相場・公示地価・基準地価マップ・坪単価ランキング

※参考3:標準地・基準地検索システム〜国土交通省地価公示・都道府県地価調査〜<検索地域選択(都道府県)>|国土交通省

上記のシミュレーションによると、家づくりにかかる費用が約5,000万円に対して約1,100万円のランニングコストが必要ということがわかりました。

ただし、メンテナンス費用と固定資産税・都市計画税は、2023年時点の相場および公示価格となっているため、今後建材や地価の上昇を受ける可能性があります。

そのため、ある程度余裕を持ったライフプランを作成しましょう。

賃貸の生涯コスト

賃貸生活を以下の条件で継続した場合、総額は約4,830万円となります。

各項目でどのくらいの費用が発生するのかを確認しましょう。

〈条件〉

● 居住年数:50年

● 間取り:3LDK~4LDK

● 居住エリア:岐阜県岐阜市

● 家賃:約6.0万円

● 共益費:6,000円(家賃の10%に設定)

● 駐車場代:12,000円(6,000円×2台)

● 更新料:2年に1度、家賃1ヶ月分の額に設定

家賃総支払額 共益費 駐車場代 更新料 合計
生涯コスト 3,600万円 360万円 約720万円 約150万円 約4,830万円

※参考1:【SUUMO】岐阜県の賃貸家賃相場・賃料相場を調べる

※参考2:岐阜県岐阜市の月極駐車場の相場 | 賃貸パーキング

上記のシミュレーションでは、家賃以外にも約1,200万円の維持費がかかり、持ち家のランニングコストよりも高くなることがわかりました。

また、共益費や更新料は賃貸借契約により大きく変動するおそれはありませんが、駐車場代は変動するおそれがあります。

そのため、トータルコストが持ち家よりも安くなる賃貸暮らしでは、老後の生活に加え予期せぬ出費に対応できる貯金を確保しておきましょう。

持ち家と賃貸が向いている人の特徴

持ち家と賃貸に関するメリットとデメリット、コスト比較を解説・紹介しましたが、それでも判断に悩む人も多いでしょう。

そこで、この章では持ち家と賃貸それぞれに向いている人の特徴を解説します。ここまでの解説で決断できない人は、ぜひ参考にしてください。

  • 持ち家が向いている人
  • 賃貸が向いている人

順番に解説していきます。

持ち家が向いている人

転勤のない働き方をしている人や、子供部屋を設けたい人は持ち家が向いているでしょう。

転勤がないのであれば、家賃を考える必要のない持ち家が向いています。子供が大きくなったとき、柔軟に住環境を変えられる持ち家であれば確保も簡単です。

また、郊外のショッピングモールへの買い物などで車が必要な場面でも、持ち家では駐車場代がかからず、車種の選択肢を広く持てます。

このように、居住地が頻繁に変わらず、子供に部屋を与えたい人は持ち家が向いているといえます。

賃貸が向いている人

賃貸暮らしは、転勤が多く、居住地が頻繁に変わる人に向いています。

住んでいない持ち家の固定資産税を支払う必要がなく、家賃補助が出る勤務先であれば、負担額も少なくなります。

また、居住地の変更により生活が変わり心機一転できるため、おしゃれなリノベーション賃貸に移住を繰り返したい人にも賃貸がおすすめです。

「Naturie」では生涯コストが賃貸より安い

ヤマカ木材では、家賃並みの返済プランで建てられる自然素材の家「Naturie(ナチュリエ)」を提案しています。

漆喰の塗り壁や無垢材を使ったフローリングなど、自然素材をふんだんに活用した自由設計の注文住宅を、より手軽な価格で提供するコストパフォーマンスの高い家です。

販売価格は、建坪に合わせた定額プランで明朗会計です。たとえば24坪の家の場合、付帯工事や照明代を含めて1,170万円です。

仮に、建築費のみをフラット35で全額借り入れ(固定金利1.47%)した場合、返済金額は1,498万円、月々の返済額は3万6,000円になります。

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持ち家と賃貸に関するよくある質問

この章では、持ち家と賃貸に関するよくある質問について解説します。

  • 「持ち家と賃貸で1,300万円の差」という噂は本当?
  • 老後は持ち家と賃貸どちらが良い?
  • 持ち家と賃貸の割合は?

上記3点の質問に回答していきます。

「持ち家と賃貸で1,300万円の差」という噂は本当?

前述した一般的な家庭のシミュレーションによると、持ち家と賃貸には生涯コストに約1,300万円の差があります。

ただし、この差は家庭事情やライフイベントによって大きく変わるため一概にはいえません。そのため、「本当の部分がある噂」だといえるでしょう。

老後は持ち家と賃貸どちらが良い?

老後になると、賃貸借入れ条件の年齢制限に引っかかり、自由に賃貸を選択できなくなります。老後のことを考えると、持ち家の方が有利だといえます。

持ち家と賃貸の割合は?

総務省が公開している「平成30年住宅・土地統計調査」によると、2018年の時点で持ち家は3280万2千戸であり、その割合は61.2%でした。

このように、持ち家の割合が多くなっています。

※参考:平成30年住宅・土地統計調査|総務省統計局

持ち家と賃貸はライフスタイルで判断しよう

持ち家と賃貸はどちらにもメリットとデメリットがあるため、将来を踏まえたライフスタイルに合っている方を選択しましょう。

ヤマカ木材では、持ち家のデメリットである初期費用を大きく抑えた住宅の建設が可能です。

岐阜県で家づくりを検討する人はヤマカ木材にお問い合わせください。

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