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2023.05.01 お役立ち情報

自然素材の家ってどんな家?自然素材の特徴やメリット・デメリットとは


自然素材の家ってどんな家?自然素材の特徴やメリット・デメリットとは

この記事では、自然素材の家のメリットやデメリットを解説します。

近年、環境や健康への関心が高まる中、自然素材を用いた家づくりが注目されています。自然素材の家は、環境にも住む人の健康にも配慮した素材が使われていることから、多くの人々に選ばれています。

しかし、自然素材の家にはメリットだけでなく、デメリットも存在することを理解しましょう。後悔しない自然素材の家づくりを実現するためには、特徴をしっかり把握し、自分のライフスタイルや価値観に合わせて選択することが重要です。

この記事を参考に、自然素材の家で後悔しないためのポイントなども把握し、理想の家づくりに役立てましょう。

【この記事でわかること】

● 自然素材の家の特徴

● 自然素材の家のメリットとデメリット

● 自然素材の家に住む際のポイント

そもそも自然素材の家とは?

自然素材の家とは、建築に使用される素材として化学物質をなるべく使用せず、環境にやさしい自然由来の素材を選び、住環境や健康に配慮した住宅です。

具体的には、木材や漆喰などの天然素材を用いた構造や仕上げ材が主に用いられます。

自然素材の家は、人体に有害な化学物質を排除することで、アレルギーの原因となる物質を減らし、住む人の健康を守る効果が期待できます。さらに、自然素材は湿度調整や断熱性に優れており、良好な室内環境を実現できるため、快適な暮らしをサポートするでしょう。

また、厚生労働省が注意喚起しているシックハウス症候群の対策としても注目されています。

  • 住宅に使用されている自然素材の種類

以下では、住宅に使用されている自然素材の種類について解説していきます。

住宅に使用されている自然素材の種類

住宅に使用されている自然素材はいくつかの種類があり、代表的な自然素材として無垢材・漆喰・珪藻土が挙げられます。

無垢材とは、天然木をカットしてそのまま使用する素材です。フローリングで多く使用され、合板と呼ばれる接着剤で木を貼り合わせたフローリングよりも、木の匂いや肌ざわりが特徴的です。

また、壁材には石灰石を原料として糊を混合させた素材である漆喰や、プランクトンの殻が化石化した素材である珪藻土が多く使用されます。

どちらも耐久性や調湿効果、消臭効果、抗菌効果に優れた素材であり、建築されてから何百年と経っている城や蔵にも使われています。

このことから、自然素材の家は使用される自然素材の特徴を生かした住宅です。

自然素材の家のメリット

自然素材の家のメリットは、一般的に以下の通りです。

  • 耐火性に優れている
  • 機能性に優れている
  • 夏は涼しく冬は暖かい
  • 健康的な暮らしが実現できる

順番に見ていきましょう。

耐火性に優れている

漆喰や珪藻土といった壁材は耐火性に優れており、仮に隣地が火事になった場合でも延焼を防げます。

また、無垢材は接着剤を使っていないため、燃えた場合にも有害物質を発生させない特徴があります。そのため、自然素材の家は火に強い家だといえるでしょう。

機能性に優れている

自然素材の家は、機能性に優れている点もメリットの1つです。調湿効果と消臭効果が高い自然素材を使った家は、加湿器や除湿器といった家電で家屋内を整える必要がありません。

珪藻土は細かい穴が表面にあり、臭いを吸着してくれます。そのため、ペットを飼っている家庭でもにおいを心配する必要はないでしょう。

また、抗菌効果も高いことから小さい子供がいる家庭環境でも安心して過ごせます。

夏は涼しく冬は暖かい

自然素材が持つ調湿効果によって湿度の高い夏は湿気を吸収し、湿度の低い冬は湿気を放出してくれます。

これにより、夏は涼しく冬は暖かい住環境を維持でき、家電を使わなくて良いことから光熱費を抑えられます。

健康的な暮らしが実現できる

自然素材の家は、住む人に健康的な暮らしをもたらします。

例えばシックハウス症候群は、化学物質が家屋内に発散されることで人体に悪影響を及ぼす症状です。これは、気密性が高い現代の家だからこそ起きる問題といえますが、逆に気密性を低くすると湿度が高くなりダニやカビが発生します。

その場合はアレルギー物質が飛散することになり、快適な住環境ではなくなるでしょう。

一方で、自然素材の家では建材が調湿や消臭の役割を担うので健康的な暮らしが実現でき、さらには耐久性が高いことから「長く安全に住める家」という点で注目されています。

※参考:シックハウス対策のページ|厚生労働省

自然素材の家のデメリット

自然素材の家は、健康的な生活を長く送れる家といえる一方でデメリットもあります。

  • 費用が割高になる
  • 劣化によるひび割れ・変形が目立ちやすい
  • 傷が生じやすい

ここでは、上記3点のデメリットを順番に見ていきましょう。

費用が割高になる

自然素材は流通が少なく、効率良く生産できないため建材として割高です。そのため、建築コストが高くなり、場合によっては予算オーバーとなるおそれもあります。

また、自然素材は搬入納期の長い製品が多く、完成し引っ越すまでに通常の家よりも時間がかかるケースも多くあります。

家賃や住宅ローンを余分に支払うことになるため、全体の費用を注視することが重要です。

劣化によるひび割れ・変形が目立ちやすい

漆喰や珪藻土の壁材はひび割れしやすく、自然素材ならではの変化が起きてしまいます。

特に漆喰は現地で職人が仕上げるため、職人の腕によって劣化のスピードが変化します。

そのため、自然素材の家に住む場合はひび割れや変形が起きることをあらかじめ知っておきましょう。

傷が生じやすい

無垢材は合板よりも表面の耐久性は高くないため、傷がつきやすく補修によって傷を隠すことも難しいとされています。

しかし、無垢材のフローリングにジョイントマットやカーペットを敷いた場合は、機能性やデザインが損なわれてしまいます。

また、漆喰や珪藻土の壁材はマジックやペンの汚れを吸着してしまい、落とすことが困難です。自然素材の家に住む場合は、汚れや傷がつかないよう注意しましょう。

自然素材の家で後悔しないためのポイント

ここでは、自然素材の家で後悔しないためのポイントを解説します。

  • 経年劣化をあえて楽しむ
  • 慎重に素材を選ぶ
  • 日々のメンテナンスを怠らない

自然素材の家は、通常の家と異なり建材の影響を大きく受けるため、うまく向き合いながら生活することが重要です。

経年劣化をあえて楽しむ

自然素材の家は、経年劣化をあえて楽しむようにしましょう。

天然素材は、湿度や太陽光だけでなく季節の変化にも大きく影響を受けるため、通常の建材よりも経年劣化のスピードが速いとされています。つまり、常に変化する自然環境を家の中で体感できるといえるでしょう。

例えば、無垢材フローリングは夏に挟まったゴミなどが、冬には取れないほどのサイズに変わります。雨の日や夕方には、木が動く音をリビングにいながら楽しめます。

このように、経年劣化や変化をあえて楽しむことで「自然素材の家に住んで良かった」と実感できるでしょう。

慎重に素材を選ぶ

自然素材は無作為に選ぶのではなく、それぞれの特徴を把握した上で選ぶ必要があります。

例えば、珪藻土は調湿と消臭効果に優れていますが、汚れや傷に弱いためフローリングには向いていません。また、無垢材は高価なため、重要性の低い木材として使用するのはもったいないといえるでしょう。

このように、自然素材にはそれぞれ適材適所があるため、しっかり見定めて正しく使用するのがポイントです。

日々のメンテナンスを怠らない

汚れや臭いを吸着し、調湿までしてくれる自然素材は、毎日掃除することでその性能を維持できます。

特に、漆喰や珪藻土を壁材として使用した際には定期的に水拭きと空拭きを実施しましょう。また、掃除することで小さな変化を見つけられ、変化している家を感じられます。

日々のメンテナンスは、住環境を長く維持し自然素材の家ならではの変化を楽しむためにも、重要といえるでしょう。

自然素材の家が向いている人の特徴

自然素材の家が向いている人には、以下のような特徴があります。

  • 自然を感じられる家に住みたい
  • 長く健康で暮らせる家を建てたい
  • 独自性の高い、こだわりが詰まった家を建てたい

通常の家は、コストを抑えるために化学物質の含まれた接着剤が多く使われており、化学物質に敏感な人にとって快適な住環境とはいえません。

また、「家を建てるならこだわりが詰まった家を建てたい」という人も多いでしょう。

そのため、住んでいる人が長く健康でいられ、独自性の高い家を建てたい人は自然素材の家が向いているといえます。

一方で、自然素材の家があまり向いていない人もいます。その特徴は以下の通りです。

  • できるだけコストを抑えたい
  • メンテナンスに対する手間を気にする
  • デザインや機能性を重視したい

自然素材は一般的な建築材料に比べて高価であり、建築費用が高くなることが一般的です。予算に余裕がない場合は、自然素材の家は避けたほうが無難でしょう。

また、自然素材は通常の建材に比べて劣化が早いため、定期的なメンテナンスが必要になります。メンテナンスの手間を省きたい人には、自然素材の家は適していないといえます。

自然素材の家は、素材の特性上、一般的な住宅に比べてデザインや機能面での選択肢が限られることがあります。デザインや機能性を重視する場合はほかの建築方法を検討したほうが良いでしょう。

自然素材の家ならヤマカ木材がおすすめ

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ナチュリエは自然素材の家の「コストが割高」というデメリットを克服した商品であり、土地と建物を合わせて家賃並みの月々5万円から建てられます。

また、注文住宅を建てる際に間取りで悩んでしまう人向けに、デザイン間取りが用意されています。これにより、理想の間取りを効率良く選択できるでしょう。

このように、ナチュリエにはさまざまな魅力があるため、自然素材の家に興味がある人は検討しましょう。

ナチュリエ|岐阜の家賃並みで建てられる自然素材の家|ヤマカ木材

自然素材の家に関するよくある質問

最後に、自然素材の家に関するよくある質問を紹介します。

  • 自然素材の家と一般的な注文住宅の違いは?
  • 無垢材の寿命は何年?
  • 肌にやさしい自然素材は?

順番に見ていきましょう。

自然素材の家と一般的な注文住宅の違いは?

自然素材の家と一般的な注文住宅の違いは、主に使用される建築素材とその効果にあります。

自然素材の家は、化学物質を極力排除し、環境にやさしい自然由来の素材を使用することに重点を置いています。これに対して、一般的な注文住宅は合成樹脂や金属材料などの化学物質を多く含む素材も使用されることが一般的です。

自然素材の家は、人体に有害な化学物質を排除することで、アレルギーや喘息などの原因となる物質を減らし、住む人の健康を守る効果が期待できます。また、自然素材は湿度調整や断熱性に優れているため、快適な室内環境を実現できるでしょう。

一方、一般的な注文住宅は自然素材の家ほど、健康面や環境面が配慮されていないケースもあります。

ただし、自然素材の家は一般的な注文住宅に比べてコストが高くなることがあるため、予算やライフスタイルに合わせて選択する必要があります。また、自然素材の家はメンテナンスが一般的な注文住宅よりも手間がかかることがあるため、その点も考慮することが重要です。

無垢材の寿命は何年?

無垢材の法定耐用年数は22年ですが、表面の汚れを取るなど、しっかりメンテナンスすることで30年以上に寿命を延ばすことも可能です。

そのため、日々のメンテナンスをしっかり行いましょう。

肌にやさしい自然素材は?

コットンやウールは衣類に使われており、肌にやさしい天然素材の代表といえるでしょう。

それ以外にも、無垢材と漆喰は肌ざわりが良く乾燥を防いでくれる効果もあります。

このように、天然素材はそれぞれ独特な質感を持っているため、自分に合った質感の天然素材を選びましょう。

自然素材の家で快適な暮らしを実現しよう

自然素材の家は、家族の健康を重視する人に向いている家であるといえます。その一方で、自然素材が持つ特徴を正しく理解しなければ、失敗するおそれがある家ともいえるでしょう。

また、自然素材の家は築年数が経過すると共に変化するため、変化を楽しむことが快適な暮らしのポイントだといえます。そのため、自然素材の家のメリットやデメリット、特徴などをしっかり押さえて理想の家づくりを実現させましょう。

ヤマカ木材では、コストを抑えた自然素材の家が建てられる「ナチュリエ」が人気です。また、ナチュリエ以外にもお客様に合った家づくりのプランを提案しています。

お客様に寄り添って相談を承りますので、ぜひ一度ヤマカ木材までお問い合わせください。

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