2023.09.13 お役立ち情報
ブラックリストに載ると住宅ローンは組めない?審査に通る対策も解説

この記事では、何らかの原因でブラックリストに載ってしまった人は住宅ローンが組めないのかを解説します。
住宅ローンは誰でも利用できるわけではありません。金融機関の審査に合格する必要があり、ブラックリストに載っていると住宅ローンが組めないといわれます。
この記事では、ブラックリストの内容やブラックリストに載っている場合にできる住宅ローン審査の対策を解説します。ブラックリストに載っているか不安な人はぜひ参考にしてください。
目次
【この記事でわかること】
● ブラックリストとはなにか
● ブラックリストに載っている人は住宅ローン審査に通るのか
● ブラックリストに載っているかを確認する方法
● ブラックリストに載った人向けの住宅ローン審査対策
● 対策したのに住宅ローン審査に落ちたときの対処法
そもそもブラックリストとは?
ブラックリストとは、信用情報機関に対して事故の情報(返済延滞や債務整理などの情報)が記載されることです。
ここからは、ブラックリストに載ってしまう原因や記録が残る期間の目安などを解説します。
ブラックリストに載ってしまう原因
ブラックリストに載ってしまう原因として、ローンの滞納や携帯料金の支払い滞納などが挙げられます。そのほかに、ブラックリストに載ってしまう原因には以下のものがあります。
- 滞納
- クレジットカードの支払い遅れ
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
また、借金の返済ができなくなったときに第三者に代理で返済してもらう”代位弁済”が行われた場合も、信用情報機関に記載されブラックリスト入りしてしまいます。
ブラックリストの記録が残る期間の目安
ブラックリストに一旦入ってしまうと、永久的に記載されたままだと思っている人は少なくありませんが、実際は一定期間で記録が消されます。一般的に信用情報機関に事故情報が残るのは5年以内であるケースが大半で、最長でも7年程度です。
ただし、あくまでも信用情報機関に事故情報が残っている期間であるため、独自に情報を保有している金融機関があります。
社内独自のブラックリストには半永久的に残っている可能性があるため、注意してください。
ブラックリストに載っていると住宅ローンは組めない?
ブラックリストに載っている期間に住宅ローンを組むことは非常に困難であり、ほとんどの場合は組めないと考えておいてください。
ブラックリストに記載されている人は、以前に債務不履行・債務遅延の実績がある人や現在も返済中である人です。
つまり、金融機関にとって融資するには信用度が非常に低く、返済できないリスクが高いため、融資を見送るケースがほとんどといえます。
ブラックリストに載っているかを確認する方法
日本に存在する信用情報機関のなかで、主要な機関には以下の3つが挙げられます。
- CIC
- JICC
- KSC
ここでは、信用情報機関ごとにブラックリストに載っているかを確認する方法を解説します。
CIC
CICで調べられるのは、クレジット情報や利用記録、参考情報などです。CICでは、加盟しているクレジット会社などとの契約内容や支払い状況などの信用情報を確認できます。
ブラックリストに載っているかを確認する方法には、以下の3種類が挙げられます。
- インターネット
- 窓口
- 郵送
インターネットで確認する場合、インターネットを使える環境と使用可能なクレジットカードが必要です。
クレジット契約で登録した電話番号から指定された連絡先に電話し、受付番号を取得するとインターネット上で情報が取得できます。
窓口で確認する場合、CICに出向いて本人確認をしたあと、申込書に記載して提出すると開示情報が取得できます。
郵送の場合、記入した信用情報開示申込書、手数料として定額小為替証書1,000円分、本人確認証のコピーなどを準備して郵送します。郵送後、10日程度で開示情報書が届きます。
※参考:情報開示とは|CIC
JICC
JICCでわかる情報は、名前や生年月日、利用した金額や遅延、法的手続きの有無などです。JICCでもCICと同じく、加盟企業以外の情報は取得できません。
JICCでの確認方法には、以下の3種類が挙げられます。
- 専用アプリ
- 窓口
- 郵送
専用アプリの場合はアプリをダウンロードし、必要な情報を入力、画像などを送信して手数料を支払うと、開示情報が取得可能です。
窓口では、身分証明書を提示して本人確認をしたあと、申込書に記載して提出すると開示情報が取得できます。
郵送の場合は、記入済みの信用情報開示申込書と手数料として定額小為替証書1,000円分、本人確認証のコピーなどを準備し郵送します。
JICCの場合もCIC同様、10日前後で手元に届くでしょう。
※参考:開示を申し込む|JICC
KSC
KSCで確認できる情報は、金融機関からの借入や支払い状況などです。KSCも、加盟している企業以外の情報は見られません。
KSCの情報開示方法は郵送のみです。指定の書面を作成し、本人確認書類や手数料1,000円を定額小為替などで同封して郵送します。
郵送で手元に届くまでに2週間程度の時間がかかるでしょう。
※参考:本人開示の手続き|KSC
ブラックリストに載った人向けの住宅ローン審査対策
ブラックリストに載った人向けの住宅ローン審査対策を3点挙げました。
- 用意する頭金を増やす
- 自身の属性を改善する
- 審査が比較的ゆるい金融機関を選ぶ
ここからは上記の3点を詳しく解説します。
用意する頭金を増やす
頭金の金額を増やして融資してもらう金額をできる限り少なくすると、ブラックリストに載っていても融資が可能になる場合があります。
一般的に、頭金は借入額の20%程度といわれています。20%より多ければ多いほど、審査が通る可能性が高くなるでしょう。
自身の属性を改善する
住宅ローンでは自分自身の属性も審査対象になります。自身の属性を改善すると、審査に通る可能性が高くなります。
例えば、年収が高いほど、勤続年数が長いほど、審査に通りやすくなるでしょう。
また、返済中の債務がある場合は債務を完済するなど、改善できる部分は早急に改善すると審査に通る可能性が高くなります。
審査が比較的ゆるい金融機関を選ぶ
住宅ローンの審査は金融機関によって内容などが異なります。
審査の基準が厳しい金融機関とあまり厳しくない金融機関があるため、比較的審査が緩い金融機関を選ぶとよいでしょう。
ただし、審査内容がゆるいからといって、必ず審査に通るわけではありません。
対策をしても住宅ローン審査に落ちてしまったときの対処法
対策しても住宅ローン審査に落ちてしまった場合の対処方法として3点を挙げました。
- 返済負担率を低くする
- ブラックリストから消えるまで待つ
- 申込先の金融機関を変える
ここからは、上記の対処法を詳しく解説します。
返済負担率を低くする
年収を分子として年間返済額を分母とする返済負担率は、金融機関の審査に利用されており、一般的には30%程度が上限といわれています。
返済負担率が大きくなると返済額も高額になるため、審査が通りにくくなるでしょう。
頭金の金額を増やすか借入金額を少なくして、返済負担率を低くする方法が対策の1つです。
ブラックリストから消えるまで待つ
ブラックリストから自分の事故情報が消えるまで住宅ローンの借り入れを待つことも、選択肢の1つです。
情報信用機関の自己記録は半永久的に残るのではなく、ある程度の期間が経過すると消えます。
一般的には5年程度で消えますが、自己破産や個人再生の場合だと最長7年程度記録が残ります。
ブラックリストに載った原因を基に、情報が消えるまでの年数をある程度推測し、消えるまで待てるかどうかを判断しましょう。
申込先の金融機関を変える
申込先の金融機関の変更を検討することも、対策として有効です。
1つの金融機関で審査に通らなかったからといって、すべての金融機関で審査に通らないわけではありません。前述した通り、審査の基準は金融機関によって異なります。
住宅ローンの審査に落ちた場合、別の金融機関で審査を受けることも対処法の1つです。
審査の基準があまり厳しくない金融機関だと、審査が通る可能性があります。
ブラックリストや住宅ローンに関するよくある質問
最後に、ブラックリストや住宅ローンに関するよくある質問を3点挙げました。
- ブラックリストに載っていても住宅ローンに通った人の特徴は?
- ブラックリストの保有期間が終了すると金融機関やカード会社の記録は消える?
- ブラックリストの記録を早く消す方法はある?
ここからは上記の質問に回答します。
ブラックリストに載っていても住宅ローンに通った人の特徴は?
住宅ローンの借入金額が極端に低い場合や住宅ローン申込者の属性が非常に良い場合などは、ブラックリストに載っていても住宅ローンに通る可能性があります。
また、同姓同名で誕生日が同じ別人が事故を起こした場合も、ブラックリストに載ります。
ブラックリストの人物が別人と判明した場合は、再度審査を受けられます。
ブラックリストの保有期間が終了すると金融機関やカード会社の記録は消える?
ブラックリストの保有期間が終了しても、金融機関やカード会社の記録が消えるとは限りません。いわゆる”社内ブラックリスト”には、半永久的に自己記録が残ってしまう場合があります。
事故を起こしたグループ会社などは利用不可のケースがあります。金融機関やカード会社に情報が記録されるかどうかは、会社によって異なります。
ブラックリストの記録を早く消す方法はある?
ブラックリストの記録を早く消す方法は、原則ありません。履歴が消えるまで、一定期間の経過を待つしかないといえます。
ブラックリストの有無を確認してから住宅ローン審査に申し込もう
自分では大丈夫と思っていても、ブラックリストに記載されている場合があります。ブラックリストに記載されてしまうと、住宅ローンの審査が通ることは困難です。
携帯電話料金の滞納などでも滞納が長期間であればブラックリストに載る場合があるため、心当たりのある人は、住宅ローンを申し込む前に事故情報の有無を調べておきましょう。
ブラックリストに載っているかどうかで取るべき対策が大きく異なります。ヤマカ木材では、住宅ローンを組む上でのポイントをはじめとした、資金計画についての相談にも対応しています。
ブラックリストに載っていて住宅ローンを借りられるかわからない人や、家づくりに不安や悩みをお持ちの人は、ぜひヤマカ木材までお問い合わせください。
来場予約キャンペーン|岐阜の注文住宅・自然素材住宅なら「ヤマカ木材」 |
QUOカードプレゼントキャンペーン実施中!
現在ヤマカ木材では、WEBでご予約いただいて来場されたお客様に最大で10,000円のQUOカードをプレゼントしています。
詳細はLINEよりお伝えしていますので、LINE友達登録後、ご確認くださいませ。
