犬山城や明治村、日本モンキーパークなどレジャースポットの多い犬山市。
自然環境も豊富で子育てのしやすい環境が揃っていることから、「犬山市に住みたい」と考えている方もいらっしゃるでしょう。

犬山市で土地を購入には、どれくらいの価格が必要なのでしょうか。
不動産取引価格や公示地価をもとに、犬山市の土地相場を紹介します。

犬山市の地域情報

「尾張の小京都」と呼ばれ城下町として栄えた犬山市は、約7万2,000人が暮らす都市です。
春にはユネスコ無形文化遺産に登録された「犬山祭」が開催されるほか、夏になると木曽川で伝統的な漁法「鵜飼い」が見られるなど、歴史と文化を感じられる街でもあります。

木曽川の遊歩道で毎週日曜に開催される「犬山朝市」では、地元で収穫された野菜を中心に、手づくりのソーセージやこんにゃく、パン、スープなど約40店舗が軒を連ね、多くの買い物客でにぎわいます。

ユニークな教育制度を採用していることも、犬山市の特徴です。
たとえば、市立保育園のことを「子ども未来園」と呼び、すべての園庭を芝生化して裸足で遊べるようにしています。
また、園の近くに菜園を設け野菜を育て、収穫し、食事としていただく「食育」にも力を入れているようです。

小学校では、「少人数授業」を採用するほか、複数の教師で1学級の授業を行う「チーム・ティーチング」を実施するなど、子どもの豊かな心を育む教育に注力しています。

犬山市の土地平均購入価格

子育て環境が充実している犬山市で、土地を購入するとどれくらいの価格になるのでしょうか。
まずは、実際の不動産取引から土地の平均購入価格をお伝えしましょう。

犬山市で2020年に取引された土地の平均価格は、坪単価で17.7万円、1m2あたりで5.4万円です。

地域別に見ていくと、犬山市北部に広がる犬山エリアでは坪単価が18～20万円、取引価格で1,000～1,300万円くらいの土地が多く見られます。
犬山駅の一つ隣の羽黒駅周辺でも、坪単価は15万円前後で取引価格は1,000万円を下回る物件もあります。
隣接する小牧市は2,000万円を下回る物件が少ないことから、犬山市だとリーズナブルな価格で土地を購入できそうです。

ただし、さらに細かく地域別の平均購入価格を見ていくと、犬山駅の東側に位置する上坂町では坪単価が30万円前後、駅の西側にある松本町では坪単価35万円もします。
取引価格は2,000万円以上の物件が多いので、場所によっては小牧市と変わらないかもしれません。

参考：国土交通省「不動産取引価格情報（2020年）」をもとに算出
https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet

犬山市の土地評価額の動向

続いて、犬山市の平均公示地価を見ていきます。2021年における全地点の平均地価は、坪単価が22万4,017円、1m2あたりで6万7,765円です。
実際の不動産取引価格と比べると、やや高い傾向があります。犬山市は観光地でもありますから、商業地の地価が平均価格を押し上げているとも考えられるでしょう。

なお、近年の地価動向は比較的に安定しているか下昇傾向にあるようです。
2019年にはプラスに転じる地点もありましたから、場所によっては資産価値を保ちやすいかもしれません。

参考：国土交通省公表「2021年公示地価」、愛知県庁による基準地価を使用
https://tochidai.info/aichi/inuyama/

犬山市の地価ランキング

住宅地の公示地価について、犬山市のTOP10を紹介しましょう。

上位3地点は、犬山駅から徒歩10分圏にありますから坪単価は高い傾向があります。
その他の地点も、名鉄犬山線の駅周辺ですから坪単価がやや高め。
ただ、小牧市寄りにある西北野だと、楽田駅の近くでも坪単価20万円くらいですから、比較的に安価で土地を購入できそうです。

参考：国土交通省公表「2021年公示地価」、愛知県庁による基準地価を使用
https://tochidai.info/aichi/inuyama/

まとめ

名鉄の3路線が集まる犬山駅は、名古屋にも岐阜にもアクセスしやすく利便性の高い都市です。
近くには木曽川や丘陵地など自然を身近に感じられるのも、犬山市で暮らす魅力の一つ。
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