2026.09.24 お役立ち情報
長久手市で二世帯住宅の注文住宅を建てる予算相場!失敗しない間取りと会社選び
親の家の建て替えや、実家の近くでの新築をきっかけに、長久手市で二世帯住宅を考え始める方は少なくありません。二世帯住宅は、玄関や水回りをどこまで分けるかで建築費も暮らしの距離感も変わり、登記の形や戸数の数え方によって、相続税や固定資産税の扱いが変わります。長久手市は子育て世代の多いまちですが、親世代はこれから高齢期を迎える時期に差しかかっています。そこで今回は、長久手市の公的な統計と国の制度をもとに、二世帯住宅の注文住宅を計画するときに先に決めておきたい項目を、間取り・介護への備え・税・資金計画の順にご紹介します。
この記事でわかること
✓長久手市の年齢構成から見た二世帯住宅を考える時期
✓同居型・部分共用型・分離型の費用と暮らし方の違い
✓玄関・水回り・音の配置で決まる間取りの考え方
✓介護保険の住宅改修を踏まえた新築時の備え
✓登記の形・親子リレー返済・固定資産税の減額と資金計画
※本記事は公的機関が公表している統計・制度をもとにした一般的な情報の紹介を目的としており、個別の状況に対する助言ではありません。税制や住宅ローンの要件は改正される場合があります。実際の登記・相続・税額については、税務署や税理士、長久手市の担当窓口に個別にご確認ください。
目次
65歳以上18.0%、15〜64歳66.1%の長久手市で親世代がこれから迎える高齢期
二世帯住宅の計画は、親世代がまだ元気なうちに始めると、暮らし方の希望を親子で話し合いながら間取りを決められます。長久手市の年齢構成を数字で見ると、その準備を始めやすい時期にあることが分かります。
まず長久手市の世帯像は、平均年齢42.4歳、1世帯あたり約2.3人です。市の公表データでは、令和8年9月1日現在の総人口は61,543人、世帯数は26,624世帯です。65歳以上の人口は11,084人で全体の18.0%、そのうち75歳以上は6,259人で10.2%です。
全国29.4%との差が示すこれから高齢期を迎える親世代
総務省統計局によると、2025年9月15日現在の全国の65歳以上人口の割合は29.4%で、2040年には34.8%まで上がる見込みです。長久手市の18.0%は全国より低い一方、15歳から64歳の世代が66.1%を占めています。いま働き盛りの親世代が、これから順に高齢期へ入っていく年齢構成です。
親の老後の住まいには、二世帯住宅のほかに住み替えという道もあります。老後の住み替えでマンションと戸建てを比べた記事もあわせてご覧ください。
出典)総務省統計局『統計トピックスNo.146 統計からみた我が国の高齢者』
同居型・部分共用型・分離型で変わる二世帯住宅の建築費と距離感
二世帯住宅は、どの設備を2つずつ設けるかによって大きく3つの型に分かれます。まずは型ごとの違いを整理してから、家族に合う距離感を話し合うと、間取りの打ち合わせで迷いにくくなります。
3つの型は玄関・キッチン・浴室の数で分かれ、共有する設備と暮らし方の特徴で並べると下記のようになります。
設備が2つずつになるほど延床面積と建築費は増える
キッチンや浴室、トイレは、1つ増えるごとに本体の設備費だけでなく、給排水の配管や換気の工事も加わります。分離型は設備がほぼ2倍になり、それぞれの世帯に収納や廊下も必要になるため、同居型より延床面積が大きくなりがちです。反対に同居型は費用を抑えやすい分、生活時間の違う2世帯が同じ台所や浴室を使うため、朝の混み合う時間の使い方まで決めておくと暮らし始めてからの行き違いを減らせます。
長久手市で土地から探す場合は、建物の延床面積が大きくなる分、必要な敷地も広くなります。長久手市の注文住宅の相場と土地価格の目安を先に確認しておくと、型ごとの総額を並べて比べられます。
玄関・水回り・音の3点で決まる二世帯の間取り
二世帯住宅の住み心地は、部屋の数よりも、出入り・水回り・生活音をどう分けるかで左右されます。3つの点を順に決めていくと、型の選び方も自然に絞れます。
まず、玄関を分けるかどうかで出入りの気兼ねは変わります。共働きの子世帯は帰宅が遅く、親世帯は朝が早いといったように、出入りの時間は世帯ごとにずれがちです。玄関を共有する場合でも、靴や上着をしまう収納を世帯ごとに分けておくと、玄関まわりが散らかりにくくなります。玄関を2つ設ける場合は、道路からの見え方や駐車場の位置も含めて配置を考えておきたいところです。
また、キッチンと浴室の数は、食事と入浴の時間帯で決めます。夕食を一緒にとる日が多い家族なら、キッチンを1つにして大きめのダイニングを設ける形も考えられます。反対に、食事の時間や味付けの好みが違う場合は、親世帯側に小さめのキッチンを設けるだけでも、お互いに気を遣わずに過ごせます。浴室も同じで、入浴の時間帯が重なるかどうかを家族で確かめてから数を決めると、使わない設備に費用をかけずに済みます。

さらに、上下階の足音は部屋の重ね方で抑えられます。1階を親世帯、2階を子世帯とする場合、2階の足音や排水の音が1階の寝室に響きやすくなります。親世帯の寝室の真上には子世帯の浴室や子ども部屋を置かず、収納や廊下を重ねると、音が伝わりにくくなります。床に遮音材を入れる、排水管を寝室の壁の中に通さないといった工夫も、設計の段階なら費用を抑えて取り入れられます。家事動線を含めた間取りを決める手順を整理した記事も、打ち合わせ前の準備に役立ちます。
段差なし・引き戸・手すり下地で新築時から備える親世帯の介護
二世帯住宅は、親世帯が将来介護を必要としたときにも住み続けられる造りにしておくと、建て替えや大きな改修をせずに済みます。後から改修するための介護保険による給付制度もありますが、上限があるため、新築時の準備とあわせて考えることが大切です。
厚生労働省の資料によると、要介護者などが自宅に手すりを付けるといった住宅改修を行う場合、所得に応じて改修費の7〜9割が償還払いで支給され、支給限度基準額は20万円です。対象になる工事は、手すりの取り付け、段差の解消、滑りにくい床材への変更、引き戸などへの扉の取り替え、洋式便器への取り替えなどに限られています。
工事の前にケアマネジャーなどへ相談し、申請書類を出してから着工する流れになるため、急いで改修したい場合は手続きに時間がかかることもあります。
そこで改修の上限を踏まえ、新築の段階で次の3つを入れておくと、将来の工事を小さく抑えられます。
- 床の段差をなくす:親世帯の寝室からトイレ・洗面所・浴室までを同じ高さでつなぐ
- 引き戸を基本にする:車いすや歩行器でも開け閉めしやすく、開き戸からの取り替え工事が要らない
- 壁に手すり用の下地を入れる:廊下やトイレ、浴室の壁に補強材を仕込み、必要になった日に手すりだけを付ければ済むようにする
親世帯の寝室を1階に置き、トイレまでの距離を短くしておくことも、夜間の移動を楽にする工夫の一つです。

区分所有登記にすると親の居住部分に限られる相続税の小規模宅地等の特例
二世帯住宅は、建物をどう登記するかで、親から土地を相続するときの税の扱いが変わります。建ててから登記を直すのは手間も費用もかかるため、設計と並行して方針を決めておくと安心です。
国税庁の案内では、亡くなった方が住んでいた宅地などのうち、要件を満たす特定居住用宅地等は、330㎡までの部分について相続税の課税価格を計算する際の評価額が80%減額されます。配偶者が取得する場合は要件がありませんが、同居していた親族が取得する場合は、相続の開始直前から申告期限まで引き続きその家に住み、宅地を持ち続けることが条件です。
区分所有登記と共有登記で変わる特例の対象範囲
同じ国税庁の案内では、区分所有登記がされた建物の場合、特例の対象は亡くなった方が住んでいた部分に限られます。区分所有登記がされていない1棟の建物であれば、亡くなった方か、その親族が住んでいた部分が対象です。分離型の二世帯住宅で世帯ごとに区分所有登記をするか、親子の共有名義で1棟として登記するかによって、将来の相続税の計算が変わることになります。
住宅ローンを親子それぞれで組みたい場合など、登記の形はほかの事情ともからみます。実際の判断は税務署や税理士に相談しながら進めることをおすすめします。親の土地に建てる場合の名義変更の費用と贈与税の考え方は、別の記事で整理しています。
出典)国税庁『No.4124 相続した事業の用や居住の用の宅地等の価額の特例(小規模宅地等の特例)』
親子リレー返済と1戸120㎡までの固定資産税減額で組む二世帯の資金計画
二世帯住宅は1世帯分の家より建築費がかさむため、借入の組み方と、建てた後の税の負担をあわせて見ておく必要があります。
フラット35の親子リレー返済は満70歳未満の子や孫が後継者
住宅金融支援機構のフラット35には、申込みをした本人とその後継者の2世代で返済していく親子リレー返済があります。後継者になれるのは、本人の子や孫などの直系卑属か、その配偶者で定期的な収入がある方で、申込時の年齢が満70歳未満であることと、連帯債務者になることが要件です。連帯債務者は1名のみで、借入期間は後継者の年齢をもとに決められます。
親世帯が年齢の関係で長い借入期間を組みにくい場合でも、子世帯が返済を引き継ぐ前提で計画を立てられます。一方で、子世帯は親世帯の分まで返済を背負う形になるため、子どもの教育費がかかる時期と重ならないかを先に試算しておくと安心です。
長久手市の新築住宅は3年間固定資産税が2分の1
長久手市の案内によると、令和8年4月1日から令和13年3月31日までに新築され、床面積40㎡以上240㎡以下などの要件を満たす住宅は、1戸あたり120㎡相当分までの固定資産税が3年間2分の1に減額されます。認定長期優良住宅の場合、減額の期間は5年間です。
減額の上限が1戸あたりで決まっているため、二世帯住宅を何戸として数えるかで、減額の対象になる面積が変わります。設計の段階で長久手市の税務課に確認しておくと、建てた後の税額まで資金計画に入れておけます。
長久手市岩作長鶴の展示場で相談できる当社の二世帯住宅づくり
型の選び方から登記、借入まで、二世帯住宅は決めることが多く、相談先が分かれると同じ説明を何度も繰り返すことになりがちです。窓口を1つにまとめたい方のために、ナチュリエを手がける当社の取り組みをご紹介します。
材木店として1951年に歩み始めた当社は、長久手市をはじめ愛知県の各地で注文住宅を建てています。岩作長鶴50にある長久手展示場では、無垢材の床や寝室、洗面所の広さを実際に歩いて確かめながら、親世帯と子世帯それぞれの部屋の大きさをイメージできます。これまでに建てた住まいは施工事例・お客様インタビューで、各地の展示場はモデルハウス・展示場の一覧でご覧いただけます。二世帯住宅から家づくりを始めたご家族の家づくりの物語も公開しています。
キッチンや給湯器といった住宅設備は10年間、地盤は20年間の保証の対象で、構造と防水には当初20年から長期水準となる最長60年の保証を設けています。親世帯と子世帯が長く住み続ける二世帯住宅では、保証期間の仕組みもあわせて確かめておくと、将来の修繕費の見通しを立てる材料になります。

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長久手市で二世帯住宅を建てる前によく寄せられる質問
最後に、二世帯住宅を検討し始めた方から聞かれることの多い質問をまとめました。
二世帯住宅は同居型と分離型のどちらが建築費を抑えやすいですか?
二世帯住宅の建築費は、キッチンや浴室などの設備を1つずつで済ませる同居型のほうが抑えやすくなります。分離型は設備と収納がほぼ2世帯分必要になり、延床面積も大きくなりがちです。費用だけで決めず、生活の時間帯がどれだけ重なるかを家族で確かめてから選ぶと、住み始めてからの不満を減らせます。
親の家を建て替えて二世帯住宅にする場合、仮住まいは必要ですか?
親の家を建て替えて二世帯住宅にする場合は、解体から完成までの間、親世帯の仮住まいが必要になります。仮住まいの家賃や2回分の引っ越し代も資金計画に含めておくと、予算の見込み違いを防げます。工事の期間は建物の大きさで変わるため、着工前に工程表で確認しておくと仮住まいの契約期間を決める目安になります。
二世帯住宅の登記は区分所有登記と共有登記のどちらにすればよいですか?
相続税の小規模宅地等の特例に限って見ると、区分所有登記をしない1棟の建物のほうが対象になる範囲は広くなります。国税庁の案内では、区分所有登記をした建物は特例の対象が亡くなった方の居住部分に限られ、区分所有登記のない建物では、亡くなった方の親族が住んでいた部分も対象に含まれます。ただし登記の形は住宅ローンの組み方などともかかわり、特例を使うにはほかの要件も満たす必要があります。家族の事情によって向く形が違うため、税理士や税務署に相談してから決めることをおすすめします。
長久手市で二世帯住宅の広さを実物で確かめられる場所はありますか?
ナチュリエの長久手展示場は長久手市岩作長鶴50にあり、寝室や洗面所、ダイニングの広さを実際に見ながら二世帯で使う場合の大きさを考えられます。見学は来場予約のページから申し込めます。長久手市の暮らしやすさを数字で知りたい方は、長久手市の住みやすさと子育て環境を紹介した記事も参考になります。
二世帯住宅は、型の選び方、介護への備え、登記、借入の組み方が互いにつながっています。親世代が元気なうちに家族で話し合い、長久手市の制度も確かめながら、2つの世帯がそれぞれ心地よく暮らせる家づくりを進めてみてください。
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