2026.09.24 お役立ち情報
岐阜で子育てしやすい安全な家を建てるポイント!子連れ打ち合わせに対応した会社選びも解説
よちよち歩きの子が階段の2段目に手をかけた瞬間、思わず駆け寄った経験はありませんか。小さな子どもがいる家庭のマイホーム探しでは、間取りの好みより先に、この家で子どもがけがをしないかが気になるものです。さらに、打ち合わせの席で子どもがぐずり始めると、話の続きに集中できなくなるという悩みもあります。
子どもの家の中の事故は、起こる場所と年齢にはっきりした傾向があります。階段・窓・床・ドアの事故は、設計の段階で備えを組み込めます。そこで今回は、消防や国の公表データをもとに、子どもが走り回っても危なくない家の具体策と、のびのび育つ間取りの考え方、子連れでも相談しやすい住宅会社の見分け方を、岐阜で家づくりを進める子育て世帯に向けてご紹介します。
この記事でわかること
✓乳幼児の事故が起きやすい場所と年齢ごとの傾向
✓階段・窓・床・ドア・コンセントで設計時にできる備え
✓走り回れる回遊動線と見守りやすいLDKの組み立て方
✓子連れで打ち合わせしやすい住宅会社を見分ける質問
※本記事に記載している事故の傾向や設計の考え方は、公的機関の公表資料と一般的な住宅設計の内容を整理したものです。子どもの発達には個人差があり、住まいの設計だけで事故を防げるわけではありません。展示場の設備や打ち合わせの環境は変わることがあるため、ご来場前に各展示場のページでご確認ください。
目次
7割以上が住宅など家の中という乳幼児の救急搬送
東京消防庁が公表した令和6年の救急搬送データによると、0歳から5歳までの乳幼児の事故で救急搬送されたのは9,127人でした。発生場所の7割以上は住宅など、ふだん暮らしている場所です。公園や道路よりも、家の中で起きる事故のほうが多いことが分かります。
東京都内の統計のため件数は岐阜に当てはまりませんが、事故の起きる場所や年齢の傾向は、住まいを設計するときの参考になります。事故の種類ごとに見ると、次のような内訳です。
年齢別に見ると、1歳と2歳では階段からの転落と手動ドアのはさまれが目立ちます。救急搬送が最も多いのは1歳児の2,065人で、2歳児の1,793人が続きます。1歳では階段から落ちる事故が124人、手動ドアにはさまれる事故が42人でした。2歳でも階段から落ちる事故が116人、手動ドアのはさまれが32人と、同じ場所で事故が繰り返されています。
歩き始めから走り回る時期にかけて、子どもは昨日できなかった動きを今日いきなり覚えます。親が見守るだけでは追いつかないこともあるからこそ、階段とドアは建てる前に形を決めておきたい場所です。
一方、0歳ではベッドやソファなど家具からの落下が中心で、ベッドから落ちる事故が176人と最も多く、ソファからも37人が落ちています。寝返りを覚えたばかりの時期は、家具の高さそのものが危険になります。間取りの面では、赤ちゃんを寝かせる場所を床に近い位置でとれるかどうかが一つの目安です。出産前後の時期に家づくりを進める場合は、出産を控えた時期に進めた家づくりの体験談もあわせてご覧ください。
出典)救急搬送データからみる日常生活の事故(令和6年) | 東京消防庁
段の寸法とベビーゲートの下地まで設計段階で決める階段
2階建ての家では、階段が子どもの転落事故の中心になります。建築基準法施行令では、住宅の階段は蹴上げ23センチメートル以下、踏面15センチメートル以上とすることができると定めています。ただし、この数値は建てられる範囲の限界であり、小さな子どもが上り下りしやすい寸法とは別の話です。
そこで検討したいのが、段の高さを抑えて奥行きを広げる緩やかな勾配です。1段の高さを低くし、足をのせる奥行きを広くとるほど、階段は緩やかになります。子どもが手をついて上っても姿勢が崩れにくく、大人が子どもを抱いて下りるときも足元に目が届きます。その代わり、階段が占める床面積は増えるため、延床面積とのかね合いで調整します。途中に踊り場を設けると、落ちたときに下まで転がり続けるのを防ぎやすくなります。
上下の出入口に付けるベビーゲートの取り付け下地
東京消防庁は、0歳の事故防止のポイントとして、階段の上下に転落防止用の柵を付けることを挙げています。突っ張り式のゲートは壁を傷めやすく、上の段では外れたときの危なさも残ります。ねじで固定するゲートを使うなら、壁の中に木の下地を入れておく必要があり、完成後に足すのは手間がかかります。階段の上と下の両方で、ゲートを付ける位置を図面に書き込んでおくと安心です。
リビングの中に階段を設ける間取りは、家族が顔を合わせやすい反面、子どもが目を離したすきに上り始めやすい配置でもあります。リビング階段にするなら、ゲートを付けても出入りが窮屈にならない幅を確保しておきます。
足場になる物を置かない配置で防ぐ窓とバルコニーからの転落
消費者庁は、住居の窓やベランダからの子どもの転落事故について注意を呼びかけています。消費者庁の分析では、窓を開けたりベランダに出たりする機会が増える夏頃から事故が増えること、子どもの中では3〜4歳の事故が最も多いこと、2階からの転落でも入院が必要な中等症と診断された例が多いことが示されています。窓が開いた部屋で子どもだけで遊んでいるときに起きる例が多い点も特徴です。
まずバルコニーは、エアコンの室外機を手すりから離して置く計画にしておきたい場所です。建築基準法施行令では、一定の建物の屋上広場や2階以上のバルコニーに高さ1.1メートル以上の手すり壁などを求めており、戸建て住宅でもこの高さを目安にできます。ところが、手すりの前にエアコンの室外機やプランターが置かれると、子どもはそれを台にして手すりを越えてしまいます。消費者庁も、手すり付近に足場になる物を置かないこと、特に室外機の置き場所を工夫することを挙げています。
室外機の位置は、エアコンを付ける部屋と配管の経路で決まるため、住んでから動かすのは簡単ではありません。2階の室外機を地面に下ろす、手すりから離れた壁際に置くといった配置を、間取りを決める段階で住宅会社と相談しておくと手戻りが減ります。
また、窓と網戸には、子どもの手が届かない高さに補助錠を付けておきます。窓を閉めていても、子どもが自分で開けてしまう場合があるためです。消費者庁も、窓や網戸に子どもの手の届かない位置で補助錠を付けること、換気の際も同じように備えることを勧めています。2階の子ども部屋や寝室の窓は、床から窓までの高さも確かめておきたいところです。窓の下にベッドや机を置く家具の配置になると、窓の高さが低くなったのと同じ状態になるため、家具の置き場所も含めて考えます。
出典)窓やベランダからの子どもの転落事故に御注意ください!ー網戸に補助錠を付ける、ベランダに台になる物を置かないなどの対策をー | 消費者庁
走り回っても転びにくい床と指をはさみにくい建具の組み合わせ
0〜5歳の事故で最も多い「ころぶ」は、つまずく場所と転んだ先の床で、けがの程度が変わります。走り回る子どもの足元に段差を残さないこと、当たりがやわらかい床を選ぶこと、指をはさみにくい扉にすることの3つを、同じ図面の上で組み合わせます。
まず、つまずきの原因になりやすいのは、大きな段差より、部屋の境目にある1〜2センチメートルほどの小さな段差です。大人は気にせずまたげても、足を高く上げずに走る子どもは引っかかります。廊下と各部屋、洗面所との境目をそろえておくと、子どもが家じゅうを走っても転ぶきっかけが減ります。将来、親が高齢になったときにも同じ床がそのまま役立ちます。
また、床材によって、転んだときの痛みや、素足で走ったときの滑りやすさは変わります。杉やパインのようなやわらかい木の床は、表面がわずかにへこむぶん、ひざや手をついたときの当たりがやさしくなります。木の内部に空気を含んでいるため、冬でも素足で触れたときに冷たく感じにくい床です。一方で、おもちゃを落とすと傷やへこみが付きやすいので、傷も成長の記録として受け止められるかどうかで選び分けます。樹種ごとの違いは無垢フローリングの特徴と選び方で詳しくまとめています。
開き戸と引き戸で異なる指はさみへの備えと閉まる速さを抑える金具
手動ドアのはさまれは、1歳と2歳の上位に入る事故です。開き戸は、ちょうつがい側の隙間に指が入ったまま閉まると強い力がかかります。引き戸は、ちょうつがい側の隙間ができない分、開き戸とは違う形で備えられます。ただし戸袋側や閉まり際でもはさむため、閉まる速さを抑える金具を付けておくと安心です。
あわせて、コンセントの位置も見直します。床に近い低い位置のコンセントは、はいはいの時期の子どもの目の高さにあり、いたずらの対象になりがちです。テレビまわりや掃除機を使う廊下など、使う場所を先に決めてから高さと数を決めると、延長コードを床にはわせずに済み、足を引っかける原因も減ります。
のびのび育つ間取りは回遊できる動線と家事をしながら見守れる配置
安全の備えを重ねていくと、危ないからと子どもを入らせない場所ばかりの家になりかねません。のびのび育つ家にするには、危ない場所を減らしたうえで、思い切り動ける場所を残しておくことが大切です。

キッチンのまわりや、リビングから洗面所を通って玄関へ抜けるように、ぐるりと一周できる動線を回遊動線と呼びます。子どもにとっては追いかけっこができる遊び場になり、行き止まりで折り返す必要がないため、きょうだい同士や大人との出会い頭のぶつかり合いも起きにくい形にできます。回遊の途中に段差や開き戸を置かないことが、前の章の床と建具の備えと組み合わせるときの要点です。
また、料理や片付けの時間は、子どもから目が離れやすい時間です。東京消防庁のデータでも、乳幼児の救急搬送は19時台が最も多くなっています。夕食の準備と重なる時間帯に、キッチンから遊ぶ姿が見える位置に遊び場があれば、手を止めずに様子を確かめられます。遊び場のつくり方はリビングにキッズスペースをつくる工夫も参考になります。
さらに、庭や公園で遊んで帰ってきた子どもは、手も足も砂だらけです。玄関から洗面所までが近いと、リビングを通らずにそのまま手洗いに向かえます。外で遊ぶことを叱らずに済む間取りは、子どもの遊び方を狭めない工夫の一つです。子育てしやすい間取り全体の考え方は、子育てしやすい家の間取りのアイデア集でも紹介しています。
キッズスペースの位置と個室の有無で見分ける子連れで相談しやすい住宅会社
注文住宅の打ち合わせは、間取りや設備、資金計画まで何度も続きます。子どもを預け先に頼めない家庭では、打ち合わせの環境そのものが住宅会社選びの条件になります。展示場や打ち合わせの場を見るときは、次の点を確かめておくと、会社ごとの違いが見えてきます。
- キッズスペースが打ち合わせの席から見える位置にあるか
- 赤ちゃん連れでも落ち着いて話せる個室があるか
- 子どもが飽きたとき、スタッフが相手をしてくれる体制があるか
- 階段の寸法や室外機の位置といった安全の質問に、その場で図面を使って答えてくれるか
- 子育て中の家族が建てた県内の実例を見せてもらえるか
最後の2点は、安全への備えを設計に組み込む力を見るための質問です。子どもがいる家庭が多いので大丈夫と答えるだけでなく、どの寸法をどう決めたかを実例で説明できる会社は、打ち合わせでも具体的な提案が期待できます。住宅取得に使える岐阜県内の支援制度は、岐阜市周辺の子育て世代向け補助金制度で年齢別に整理しています。
子育て中の家づくりでよく寄せられる質問
子どもの転落が心配なら、平屋にしたほうがよいですか?
平屋は階段とバルコニーがないため、子どもの転落事故が起きやすい場所そのものを減らせます。東京消防庁のデータでは、1歳と2歳の「落ちる」事故で最も多いのが階段です。ただし平屋は同じ延床面積でも広い敷地が必要になり、土地の条件によっては2階建てのほうが庭を広くとれる場合もあります。2階建てにする場合は、階段の勾配とゲートの下地、バルコニーの室外機の位置を設計段階で決めておくと備えられます。
無垢材の床は、子どもが食べこぼしたり傷を付けたりしても大丈夫ですか?
無垢材の床は、傷やへこみが付きやすい一方で、表面を削ったり水分を含ませたりして手入れできる床です。食べこぼしは早めに拭き取れば染みになりにくく、小さなへこみは水を含ませた布とアイロンの熱でふくらませて目立たなくする方法もあります。傷をできるだけ避けたい場合は、硬めの樹種を選ぶか、よく遊ぶ場所にだけ敷物を置く使い分けができます。
子どもの安全のための工夫は、建てたあとからでも追加できますか?
子どもの安全のための工夫には、建てたあとから足せるものと、建てる前でないと難しいものがあります。窓の補助錠やコンセントカバー、置き型のゲートは後から付けられます。これに対して、階段の勾配、床の段差、ゲートを固定する壁の下地、室外機の置き場所、開き戸と引き戸の違いは、完成後に変えると工事が大がかりになります。打ち合わせでは後者から優先して決めていくと、費用を抑えて備えられます。
小さな子どもを連れて展示場に行っても迷惑になりませんか?
小さな子ども連れでの展示場見学は、子育て世帯の家づくりではごく一般的です。当社の展示場・ショールームでは、キッズコーナーとおもちゃやDVDを用意しており、スタッフがお子様のペースに合わせて一緒に遊ぶこともあります。子どもが実際に家の中を歩く様子を見ると、階段や段差のどこに気を付けるべきかも分かります。
キッズスペース付きの岐阜県内の展示場で進める当社の家づくり
子どもが遊んでいる間に落ち着いて話せる場所があることは、何度も続く打ち合わせを乗り切る助けになります。当社の岐阜県内の展示場では、打ち合わせの環境と、子どもが暮らす家の実物を同じ場所で見比べていただけます。

たとえば岐阜県庁前第1展示場では、打ち合わせスペースの横にボールプールや滑り台、ボルダリングスペースを備えたキッズスペースがあり、打ち合わせをしながらお子様の様子を確認できます。2階には個室が2部屋あり、小さな赤ちゃん連れでも落ち着いて相談できます。可児展示場や土岐展示場にもボールプールや滑り台のあるキッズスペースがあり、各務原展示場や岐阜県庁前第2展示場にもお子様が過ごせるスペースを設けています。

当社が手がけるナチュリエは、無垢材を標準とし、家族が集うリビングには漆喰の壁を標準としています。展示場では、子どもが素足で走る無垢材の床の感触や、リビングと階段の位置関係を実際に歩いて確かめられます。住まいの性能では耐震等級3に取り組み、引き渡し後は毎年の定期点検を行い、長期水準となる最長60年の保証とあわせて、子どもが成長する間も住まいを支えます。子育て世帯が建てた住まいはナチュリエの施工事例でご覧いただけます。
階段の寸法や室外機の置き場所のような細かな疑問も、お子様と一緒にお気軽にご相談ください。
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