2025.07.31 お役立ち情報
【2025年最新】蟹江町の土地価格相場は?安さランキングや生活のポイントも

この記事では、蟹江町における最新の土地価格相場を、具体的なデータに基づいて解説します。
蟹江町は、名古屋駅まで電車で最短8分という抜群のアクセスを誇り、子育て支援も手厚い「水郷のまち」です。平均公示地価は年々上昇していますが、町内全体で見てみると、比較的リーズナブルな価格で購入できる土地も存在します。
この記事では、蟹江町でお得に購入できる可能性のあるエリアのランキングや水害リスク、交通の利便性、子育て環境などについてもご紹介します。
これから蟹江町でマイホームを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
- 蟹江町の主な地域情報
- 【2025年最新】蟹江町の土地価格・相場の動向
- 【2025年最新】蟹江町における安い土地価格ランキング7選
- 蟹江町の土地価格は今後どのように推移するのか
- 蟹江町で生活する前に知っておきたいポイント
目次
蟹江町の主な地域情報
はじめに、蟹江町の主な地域情報について解説します。
- 人口は約3万7,000人
- 水に恵まれた自然豊かな風景が広がっている
- 温泉施設が充実している
- 交通アクセスが良い
- 子育て支援が充実している
人口は約3万7,000人
蟹江町の人口(2025年6月1日時点)は3万6,774人、世帯数は1万7,551世帯です。以下は、住民登録人口・世帯数の推移をまとめた表です。
年度 | 人口総数(人) | 世帯数(戸) | 平均世帯人員(人) |
2019年 | 3万7,677 | 1万6,794 | 2.2 |
2020年 | 3万7,376 | 1万6,838 | 2.2 |
2021年 | 3万7,086 | 1万6,848 | 2.2 |
2022年 | 3万7,065 | 1万7,155 | 2.2 |
2023年 | 3万6,928 | 1万7,327 | 2.1 |
※参考:人口の推移 ※各年度末日時点 単位(人) 出生 死亡 自然増 転入 転出 社会増 R1 305 366|蟹江町
蟹江町の人口は約3万7,000人前後で推移していますが、年々緩やかに減少傾向です。
一方、世帯数は増加しており、住み始める家族数は増えていると考えられます。平均世帯人員は2.1〜2.2人です。
蟹江町は一時的な人口増減を繰り返しながらも、近年はおおむね横ばいの状態といえます。
水に恵まれた自然豊かな風景が広がっている
蟹江町は水に恵まれた自然豊かな風景が広がっている町です。
愛知県の西南部に位置し、伊勢湾に注ぐ蟹江川、日光川、福田川など6本もの河川が町内を流れています。
大小の河川面積が総面積の5分の1を占めており、「水郷のまち」としても有名です。
佐屋川創郷公園やサンサンブリッジなど、水に関わるスポットがたくさんあり、水と緑豊かな景観を楽しめます。
温泉施設が充実している
蟹江町は、日本名湯百選にも選ばれた源泉かけ流しの「尾張温泉」があり、無料の公共施設「足湯かにえの郷」も人気です。足湯かにえの郷には地元の人がいつも集っており、心身ともに温まる憩いの場所として多くの人が利用しています。
少々ぬめりを感じる、肌にやさしい湯ざわりの名湯です。目の前には桜の木があり、春の時期にはお花見も楽しめます。
交通アクセスが良い
蟹江町は名古屋市の西隣に位置し、町内にJR蟹江駅、近鉄蟹江駅、近鉄冨吉駅の3つの駅があります。名古屋駅まで電車で最短8分という短時間で移動できるため、通勤・通学にも便利です。
町には運賃無料のコミュニティバス「お散歩バス」が走っているので、車を運転しない人でも出かけられます。近隣市町村を結ぶ「飛島公共交通バス」や「あま市巡回バス」も運行しており、町外への移動も可能です。
東名阪自動車道「蟹江インターチェンジ」が町内にあり、自動車で名古屋駅まで約20分でスムーズにアクセスできます。
子育て支援が充実している
蟹江町は子育て支援に力を入れており、子育てファミリーが暮らしやすい町です。
町では以下のような取り組みを行っています。
子育て支援の取り組み | 内容 |
子ども医療費支給事業 | 0歳から18歳まで入院・通院ともに、保険診療分の自己負担額を全額助成する。 |
こども家庭センターの開設 | 妊娠期から子育て世帯を包括的に支援する。妊娠準備期から出産、こども・子育てに関する相談を受け付けている。 |
子育て支援センターの運営 | 町内3ヶ所の子育て支援センターで親子が安心して遊べる場所を提供している。 |
出産・子育て応援事業 | 妊婦支援給付金として、妊娠届出時と出産後の2回に分けて5万円ずつが支給される制度。 |
子育て家庭優待事業 | 妊娠中の方と18歳未満の子どもの保護者が、町内や愛知県内の協賛店舗でさまざまな特典やサービスを受けられる事業。 |
※参考3:子育て支援センターについて|愛知県蟹江町公式ホームページ
※参考4:出産・子育て応援事業|愛知県蟹江町公式ホームページ
上記のように経済的な支援を中心に、子育て家庭が安心して子どもを育てられる環境づくりに力を入れています。
【2025年最新】蟹江町の土地価格・相場の動向
次に、蟹江町の土地価格・相場の動向を見ていきましょう。
以下の地価について解説します。
- 公示地価
- 基準地価
- 平均購入価格
公示地価
公示地価とは、国土交通省の土地鑑定委員会が、毎年1月1日時点における全国の標準地の土地価格を毎年3月に公示する土地価格のことです。
蟹江町の過去5年間における、住宅地の平均公示地価は以下のとおりです。
【住宅地の平均公示地価(2021~2025年)】
年度 | 平均公示地価(円/m2) |
2021年 | 8万3,100円 |
2022年 | 8万3,000円 |
2023年 | 8万4,500円 |
2024年 | 8万5,800円 |
2025年 | 8万6,400円 |
※参考:市区町村別平均価格・平均変動率一覧表(地価調査・地価公示)|愛知県
参照すると、2021年から2025年の間で、平均公示地価は3,300円上昇しました。2025年における住宅地の平均公示地価は8万6,400円で、土地価格は安定しています。
基準地価
基準地価とは、都道府県が不動産鑑定士の評価を踏まえて毎年7月1日時点の価格を調査し、国土交通省が9月にまとめて公表する土地価格のことです。
蟹江町の過去5年間における、住宅地の平均基準地価は以下のとおりです。
【宅地の平均基準地価(2020~2024年)】
年度 | 平均基準地価 |
2020年 | 7万8,600円 |
2021年 | 7万8,100円 |
2022年 | 7万9,000円 |
2023年 | 8万0,300円 |
2024年 | 8万2,100円 |
※参考:市区町村別平均価格・平均変動率一覧表(地価調査・地価公示)|愛知県
参照すると、2020年から2024年の間で、平均基準地価は3,500円上昇しました。2024年における、住宅地の平均基準地価は8万2,100円です。
平均購入価格
次に、蟹江町の土地の平均購入価格を見ていきましょう。中部レインズのデータによれば、2019年〜2023年の5年間における、蟹江町の土地の平均購入価格は以下のとおりです。
【蟹江町の土地の平均購入価格(2019年〜2023年)】
年度 | ㎡単価(万円) | 価格(万円) | 土地面積(㎡) |
2019年 | 6.24 | 1,709 | 273.69 |
2020年 | 7.21 | 2,000 | 277.52 |
2021年 | 7.40 | 1,340 | 181.00 |
2022年 | 8.93 | 2,189 | 245.31 |
2023年 | 8.60 | 1,744 | 202.74 |
※参考:中部圏市場動向(年刊市況レポート/中部圏の売買土地・住宅データ/5.市区町村別 表22 土地の市区町村別成約状況)|中部レインズ
参照すると、2029年から2023年の間で、平均購入価格は35万円上昇しました。
ただし、2023年の価格は2022年より445万円下落しているので、現時点では蟹江町の土地は安く手に入れられる可能性があります。
購入面積の平均値も記載したので、土地を取得する際の広さの目安として参考にしてください。
【2025年最新】蟹江町における安い土地価格ランキング7選
以下は、2024年における蟹江町の土地価格を安い順にまとめた表です。
【蟹江町の安い土地価格のランキング7選(2024年)】
順位 | 所在地 | 価格(円/m2) | 坪単価(円/坪) |
1位 | 西之森9丁目321番 | 7万3,500 | 24万2,975 |
2位 | 富吉1丁目127番 | 7万6,300 | 25万2,231 |
3位 | 緑2丁目80番1 | 7万8,500 | 25万9,504 |
4位 | 宝1丁目102番 | 8万8,600 | 29万2,893 |
5位 | 本町7丁目60番 | 9万500 | 29万9,174 |
6位 | 今西2丁目213番 | 9万4,500 | 31万2,397 |
7位 | 学戸6丁目255番 | 10万3,000 | 34万496 |
※参考:地価ランキングマップ(令和7年地価公示)(地価マップ)(愛知県蟹江町のデータ)|あなたの街の地価ランキング・地価マップ
蟹江町で最も安い土地価格は西之森9丁目321番です。
1m2あたり73,500円、1坪では24万2,975円でした。次は、 富吉1丁目127番(76,300/m2)、緑2丁目80番1(78,500円/m2)と続いています。
蟹江町の土地価格は今後どのように推移するのか
国立社会保障・人口問題研究所が調査した「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計」によれば、蟹江町の人口は2025年から徐々に減少する傾向にあります。
2020年には3万7,338人であった人口が、2050年には3万1,731人になり約5,600人減ると予測されています。
特に、マイホームを購入する生産年齢人口が少なくなり、30〜34歳の総人口においては2030年時点でピークとなった人口2,253人が、2050年には1,596人程度に減少する見込みです。
マイホーム用の土地を購入する人も少なくなり、土地価格は低くなる可能性があるでしょう。
蟹江町で生活する前に知っておきたいポイント
ここでは、蟹江町で実際に生活する前に知っておきたいポイントとして以下を解説します。
- 車がないと不便なケースがある
- 水害リスクがある
- 娯楽施設や深夜営業の店舗が少ない
車がないと不便なケースがある
町内には運賃無料のコミュニティバス「お散歩バス」も運行し、近隣市町村へは公共バス路線があるため、車がなくても生活できないことはありません。
町内の中心部周辺に住み、普段の買い物は近場のスーパーで済ませる程度であれば車なしでも生活できるといえます。
ただし、大きな病院や専門クリニックは特定の場所に集中しており、自宅からバス停が遠い場合は不便に感じるでしょう。
子どもの習い事の送迎や日々の買い物、レジャーなどでも車があったほうが便利です。
水害リスクがある
蟹江町は蟹江川、日光川、福田川など複数の河川が流れており、水に恵まれた地域です。その反面、水害リスクがある地域としても認識されています。
蟹江警察署では大規模な水害に備えた訓練を行っており、町ではハザードマップの作成・公開をし、道路冠水想定箇所などを周知しています。
排水ポンプの増強等による内水対策もしており、町ぐるみで水害リスクに備えています。
※参考:災害対策|愛知県警察
※参考:蟹江町の流域治水対策|国土交通省
娯楽施設や深夜営業の店舗が少ない
蟹江町は、大規模な娯楽施設や深夜営業の店舗が豊富にある地域ではありません。どちらかというと自然に恵まれ、子育て支援が充実した落ち着いた住環境が特徴です。
ただし、町内には家族で楽しめる施設(アメイジングワールド蟹江店、尾張温泉東海センターなど)や、日常生活に必要な深夜営業店舗(ファストフードや居酒屋)が存在します。
都会的、かつ多様な商業施設はありませんが、子育て世代や静かな生活を送りたい人にとって住みやすい町です。
蟹江町に家を建てるなら土地価格の推移を知っておこう
蟹江町でマイホームを建てる際は、土地の価格動向を把握することが重要です。近年、蟹江町の土地価格は安定はしているものの、やや下落する年もあります。
しかしながら、翌年には土地価格が上昇するケースも多いため、購入する際はその年と前年との相場価格を比較しながら取得すると良いでしょう。
蟹江町は名古屋へのアクセスが良好である点や、子育て支援の充実といった町の魅力が、不動産市場にも良い影響を与えていると考えられます。
ヤマカ木材では、1年中快適に過ごせる居心地の良い自然素材の家をご提案しております。土地購入のご相談も承っておりますので、ぜひお気軽に相談会へお越しください。
長期的な視点と、エリアの特性を十分に考慮した上で土地選びをサポートさせていただきます。
