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2022.10.31 お役立ち情報

オール電化とガス併用どちらを選ぶべき?メリット・デメリットを解説


オール電化とガス併用どちらを選ぶべき?メリット・デメリットを解説

オール電化とガスと電気を併用するガス併用のどちらを採用すべきか、家づくりの初期段階で多くの人が検討します。

どちらにもメリットとデメリットがあるため、仕組みと特徴をしっかりと把握し導入を検討するようにしましょう。

この記事では、オール電化とガス併用を悩んでいる人向けに、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

そもそもオール電化とは?

オール電化とは、家屋内で使用するエネルギー全てを電気がまかなうシステムです。

太陽光システムと組み合わせることでオール電化は非常に効率の良いシステムとなり、環境に良いエネルギーを使ったシステムとして注目を浴びています。

オール電化とガス併用はどちらを選ぶべき?

オール電化とガス併用、どちらが向いているかはライフスタイルによって変わります。

  • オール電化が向いている人
  • ガス併用が向いている人

ここでは、それぞれの仕組みに向いている人について解説します。

オール電化が向いている人

電気代は夜が安く、日中が高くなります。そのため、日中仕事に出ており家に誰もいないライフスタイルであればオール電化が向いているといえるでしょう。

また、太陽光システムを導入している人はオール電化向きです。電気代を大幅に削減でき、電気というクリーンエネルギーを効率良く使用することができます。

ガス併用が向いている人

ガス代は電気代とは逆に、日中の方が安くなります。夜勤が多く日中にお風呂や家事をすることが多いライフスタイルでは、オール電化だと逆に高くなる可能性があります。

また、料理好きは火力を一定にしたいという希望を持つ人が多いです。IHヒーターはフライパンを少し持ち上げるだけで火力が0になってしまうため、料理好きの人にはガス併用が向いているといえます。

オール電化のメリット3選

オール電化のメリットは主に3つです。

  • 安全性に優れている
  • 光熱費を一本化できる
  • 災害時に有効

環境に配慮したクリーンエネルギーというだけでなく、実利的なメリットがあります。

安全性に優れている

「火」を使うことがないため、火災の危険性がガス併用よりも下がります。

また、ガス漏れによる一酸化炭素中毒といったリスクも減ります。火災やガス漏れのリスクがない安全な家は安心して住むことができ、快適な住環境を維持することができるでしょう。

ただし、コンセントから火災するトラッキングやIHコンロの熱電対部分でやけどする事故が懸念されるため、注意が必要です。

光熱費を一本化できる

ガス併用の場合はガス代と電気代の2つに分かれるため、毎月のエネルギー使用量が一目で分かります。光熱費を一本化することで節約しやすい管理をすることができるためおすすめです。

災害時に有効

災害によりライフラインが絶たれた際、最も早く復旧するのは電気です。

その次に水道、最後にガスといわれています。そのため、ライフラインが完全に絶たれた状態であってもオール電化の家が一番早く復旧することになります。

また、太陽光システムと蓄電池を併用することでライフラインが完全に絶たれた状態であっても数日は問題なく過ごすことができ、PHVなどの電気自動車への電力供給も可能です。

このように、災害や火災など非常事態に強いのがオール電化のメリットだといえるでしょう。

オール電化のデメリット3選

優秀なオール電化であってもデメリットはあります。

  • 初期費用が高額
  • 昼間の電気代が割高
  • 停電時は不便

主なデメリットは3つありますので、前述したメリットと合わせて確認し、導入検討の参考にしてください。

初期費用が高額

オール電化に必要な主要設備として給湯器とIHコンロがあり、商品代金と工事費を含めて50〜70万円が必要になります。

また、太陽光システムの蓄電池を併用するのであればさらに200万円以上の初期費用が必要となるため、利便性と費用のバランスを注視する必要があります。

昼間の電気代が割高

日中に家屋内で活動する際には高い電気代を使用し続ける必要があります。

そのため、在宅ワークや育児で常にいる場合は光熱費が高くなり、オール電化のメリットを活かすことができないでしょう。

停電時は不便

電気は災害によるライフライン断絶から最も早く復旧するものの、落雷や電柱の破損といった日常的なトラブルで起きる停電によって供給が絶たれることがよくあります。

そのため、オール電化は災害に強い一面、日常的な停電に弱いという一面もあります。

ガス併用のメリット3選

ガス併用のメリットを3つ解説します。

  • 初期費用が安い
  • エネルギー効率が良い
  • 停電時でも使用可能

オール電化が取り沙汰されることが多い中、まだまだ人気のあるガス併用には上記のようなメリットがあります。

初期費用が安い

オール電化が50〜70万円の初期費用が必要となるのに対し、ガス併用では20〜50万円で済みます。また、エコジョーズといった高効率の製品も多くあります。

エネルギー効率が良い

エネルギーを供給し最終的に家庭で使用する場合では、電気よりもガスの効率が良いとされています。

そのため、送られたエネルギーを効率良く使用するという点においては、オール電化よりもガス併用の方が優秀だといえるでしょう。

停電時でも使用可能

オール電化は停電に弱いと解説しましたが、ガスは停電に強くお風呂や料理といった基本的な生活を維持することに長けています。

ガス併用のデメリット3選

ガス併用のデメリットは次の3つです。

  • 火災の危険性がある
  • プロパンガスの場合は高額になる
  • ガス停止時は復旧に時間を要する

オール電化と同様に、メリットと合わせて確認するようにしましょう。

火災の危険性がある

ガスは気化しやすく、少しの火花で引火する特性があります。

また、ガスコンロはIHコンロのようにある一定温度以上になると自動的に電源オフにする機能がなく、常に見ている必要があります。

また、火を使うことはオール電化に比べてどうしても火災の危険が高くなり、子供が危険な火に近づいてしまう可能性もあるので注意しましょう。

プロパンガスの場合は高額になる

都市ガスのエリアではない場合はプロパンガスを使用することになりますが、都市ガスに比べてかなり割高になります。

理由として、民間委託によるガス供給となる点が挙げられます。

ガス停止時は復旧に時間を要する

災害時にはガス管の復旧はライフラインで最も遅く、長期間不便な生活を強いられることになります。

ただし、プロパンガスであれば問題なく生活できるケースもあるので、一概に全てのガス併用が災害の影響を受けるというわけではありません。

オール電化とガス併用のさまざまな比較

オール電化とガス併用を具体的に比べ、どちらがライフスタイルに合っているのかを検討する必要があります。

ここでは次のポイントにおいてオール電化とガス併用について比較解説します。

  • 基本料金の比較
  • ランニングコストの比較
  • 災害時の対応やメンテナンス性能の比較

基本料金の比較

オール電化の基本料金は、次のようになります。

種類 費用(税込) 備考
オール電化 約1,487円 1つきあた契約容量10kVAまで
ガス併用 約1,903円 契約電流40A(約1,144円)+ガス基本料金(約759円)

※引用元:スマートライフプラン|個人のお客さま

※引用元:がすてきトクトク料金

オール電化はガス併用に対し、月額で約416円安くなります。年間では約5,000円差となります。このように、エネルギー使用量としてはオール電化の方が優秀であるといえます。

ランニングコストの比較

次にランニングコストの比較です。

種類 費用(税込) 備考
オール電化 日中約38円 ※夜間16円 電気1kWhの場合
ガス併用 約12.63円 ガス1kWhの場合

※引用元:スマートライフプラン|個人のお客さま

※引用元:がすてきトクトク料金

ランニングコストではガス併用の効率が良いといえます。電気料金は日中と夜間で大きく差が生まれますが、最も安い日中であってもガスの方が安いです。

そのため、オール電化を選択し電力を多く使う生活をするのであれば、基本料金の差額以上にエネルギーを使ってしまう可能性があるといえるでしょう。

つまり、家屋内に日中滞在する時間が長い生活であればガス併用の方が効果的なエネルギー節約ができるということです。

災害時の対応やメンテナンス性能の比較

災害時においてはオール電化の復旧が早く、太陽光システムと蓄電池を併用することで高い安全性と快適性を災害時に確保することができます。

その一方、ライフラインでガスの復旧が最も遅いということを考慮すると、ガス併用は少し不安があるといえるでしょう。ただし、プロパンガスであれば変わらず生活ができる可能性があるので、地域によってはオール電化と変わらないような生活を維持できる可能性があります。

メンテナンス性能についてはオール電化とガス併用のどちらにも差はありません。給湯器とIHコンロ、ガスコンロは5年〜10年で破損するといわれています。ただし、給湯器といった精密機器は突然壊れるケースが多く、いきなりお湯が出なくなった際にガスでお湯を沸かせるガス併用は少し有利だといえるでしょう。

コンロについても、IHコンロは工事が必要ですがガスコンロは置くだけで設置できます。

このように、メンテナンス性能に差はないものの突発の故障時にはガス併用の方が対応しやすいという点で勝っています。

オール電化とガス併用は自分の暮らしに合わせて選ぼう

オール電化とガス併用はどちらにも優秀な点があるため、必ずライフスタイルと照らし合わせて導入検討する必要があります。

しかし、具体的にどのような生活パターンであればどちらが得になるのかを判断するのは非常に難しいといえるでしょう。そのため、オール電化とガス併用を検討する際には、プロに一度相談することをおすすめします。

株式会社ヤマカ木材には、創業71年間で培った技術とノウハウがあり、お客様に合わせたオール電化とガス併用の提案をしております。

また、土地購入を検討しているエリアがプロパンガスか土地ガスなのかをすぐに調べることができ、災害時にどのような対策が必要なのかも合わせて提案することができます。

オール電化とガス併用で悩んだ際には、まずヤマカ木材にご相談ください。

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