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2021.04.05 お役立ち情報

人気上昇中の平屋!新築で平屋を建てる場合のメリットやデメリットとは?


人気上昇中の平屋!新築で平屋を建てる場合のメリットやデメリットとは?

現代の日本の戸建住宅は、2階建てや3階建ての家が一般的です。こうした中で、いま「平屋の家」に注目が集まっていることをご存じでしょうか。

核家族化や少子高齢化により家族の人数が少なくなったことに加え、個性的でおしゃれな空間をつくりやすいといった理由から、新築の平屋を希望する方が年代を問わず人気が高まっています。

平屋の家には、どんな魅力があるのでしょうか。メリットやデメリットなど平屋の特徴や、どんな人に向いているか、案内します。

平屋とは?

平屋とは、1階建ての家のこと。リビングやキッチンといった家族の共有スペースも、寝室や子ども部屋、お風呂やトイレ、玄関なども、すべてワンフロアに収まった住まいが、平屋の家です。

かつて、日本の住宅は平屋の家が一般的でしたが、高度経済成長期以降の人口急増で、人が住める土地の少ない日本では2階建てや3階建ての家が主流となっていきました。

とはいえ、今でも土地にゆとりがある地方をはじめ、敷地面積の広い土地では平屋の家も多くあります。郊外でのんびり過ごしたい高齢の世代から、シンプルでモダンなデザインを楽しみたい若い世代まで、平屋の家は多くの人の憧れとなっているのです。

平屋のメリット

平屋の家を求める人は、どんなところに魅力を感じているのでしょうか。平屋の家に住むメリットを、いくつか紹介しましょう。

効率の良い生活動線で、過ごしやすい

上下の移動がなく、すべての空間がワンフロアにおさまった平屋は、生活動線をコンパクトにできる点がメリットの一つです。

たとえば洗濯をするとき、2階建ての家だと1階にある洗濯機で洗い、物干し場のある2階まで駆け上がるという行動が、平屋なら平行移動だけで済むので重労働から解放されるでしょう。

掃除も同じく、重たい掃除機を持って1階と2階を行き来することもないですし、水まわりを集約した間取りにするなど効率の良い動線設計を立てることで、暮らしにゆとりが生まれます。

コミュニケーションが取りやすい

すべての部屋がワンフロアにあるため、自然とコミュニケーションを取る機会が増えることも、平屋の魅力です。

玄関の近くに階段がある2階建ての家の場合、帰ってきた子どもは階段を上って自室で過ごす時間が長くなり、様子がわからないこともあります。

平屋なら同じフロアに子ども部屋があるので、顔を合わせる機会も増え会話もしやすく、自室にいても様子がわかります。とりわけ、小さな子がいる家庭なら階段での事故やケガをする心配もなく、安心して過ごせることも大きなメリットです。

バリアフリーの家を実現しやすい

階段がなく、できるだけフラットな空間にすることで、バリアフリー環境をつくりやすいことも平屋の特徴です。

高齢になると、ちょっとした段差でもつまずいたり、階段の昇降が辛く感じたりすることがあります。こうした問題点を平屋なら解消しやすく、誰もが長く安心して暮らせる住まいを実現できます。

個性的なデザインの家をつくりやすい

住宅を建てられる土地には、高さ制限や斜線規制などが設けられたところもあります。平屋ならこうした制限を受けにくく、自由な設計でおしゃれな家を実現できることも若い方に人気の理由になっているようです。

たとえば、一般的な平屋よりも屋根を高くすることで開放的な室内空間をつくりやすくなりますし、スキップフロアを設けて空間を有効活用するのも良いでしょう。また、屋根の形状を片流れにして高い方の下にロフトを設けるといった間取りの工夫も楽しめます。

メンテナンスコストを抑えやすい

建物の中で老朽化が進みやすい箇所といえば、屋根や外壁です。とりわけ外壁は、汚れがついたりカビが生えたりと美観を損ねやすい部分なので、外壁塗装など定期的なメンテナンスが必要です。

平屋は、2階建ての家と比べて外壁の面積が小さく、場合によっては大がかりな足場を組まなくても塗装ができるので、修繕コストを抑える上でも有効です。また、雨漏りや給排水管の老朽化による水漏れがあった場合でも、修繕は1階のみの作業で済みます。

さらに、高い建物は構造的に不安定になりやすいですが、高さのない平屋の家は構造的に安定しており、大きな地震や強い台風によるダメージも受けにくいことも特徴です。

平屋のデメリット

魅力がたくさんある平屋にも、デメリットはあります。平屋の家を建てる際には、以下のデメリットを克服する工夫を検討する必要があるでしょう。

広い敷地が必要

平屋の家を建てるには、ある程度の広さがある土地が必要です。たとえば、部屋を4つ設けたいとき、2階建てなら1階と2階に2部屋ずつ分けてつくれますが、平屋だと1階に4部屋つくらなければならず、その分の敷地面積が必要になります。

高さの制限は受けにくい平屋ですが、建ぺい率によって横の広がりが制限されることを認識しておきましょう。

日当たりや風通しが悪くなりやすい

2階建て以上の建物が並ぶ住宅街のように周辺環境によっては、日当たりや通風が良くない土地もあります。

こうした土地に建てる場合、家の形をコの字やロの字にして中庭を設けたり、北側にも複数の窓を設けたりするなど、採光や通風の工夫を施すことで解決します。ただし、広々とした居住空間をつくりにくくなります。

プライベート空間を確保しにくい

家族間のコミュニケーションが取りやすいという平屋のメリットは、裏返すと、互いのプライベート空間を確保するのが難しいということでもあります。

平屋でプライベート空間を確保するには、パーテーションで仕切ったりロフトや離れの建物を設けたりするといった工夫が必要です。

防犯対策やセキュリティの点で不安

家族間だけでなく、道路や隣家など外からの視線にも配慮が必要です。植栽やブロック塀で覆い隠すのも一手ですが、外から目につきにくい家は防犯の面で不安が残ります。

空き巣などの不審者は、2階建てより平屋の家の方が狙いやすいともいわれます。外から室内が見えにくいよう窓の位置やサイズを工夫したり、庭に砂利を敷き詰めて不審者が踏み入ると音が鳴るようにしたりと、防犯対策はしっかり検討しましょう。

水害時の浸水リスク

大きな地震や強風に対しては構造的に強い平屋ですが、土地によっては水害による被害を受けることもあります。2階建てであれば1階が浸水しても2階の被害は免れますが、平屋だと全室が被害にあってしまいます。

これは、土地を見極めるしかありません。周辺に氾濫しそうな川がないか、海抜の低い土地ではないか、水はけの良い土壌かなど、少しでもリスクの低い土地に建てることが対策法です。

平屋が向いているはこんな人

平屋の家は、小さな子どもがいる育児世代や高齢者の世帯に向いているでしょう。

小さな子どものいる家庭だと、ちょっと目を離した隙に階段で転んだりベランダから落ちたりといった事故にあう可能性があります。また、高齢になると階段の昇降が辛くなるなど、2階を使わない家庭も多くみられます。平屋の家なら、こうした心配もなくなりますから、安心して過ごせるでしょう。

また、平屋の家はどの部屋にいても外とのつながりを感じられます。ガーデニングや家庭菜園など庭で楽しみたいという方にも、平屋が向いているでしょう。外でホームパーティーやバーベキューを楽しみたい方にとっても、平屋の家なら平行移動だけで済むのでラクチンです。

平屋が向いてないのはこんな人

一方で、「趣味に没頭したい」「一人の時間を大切にしたい」といった、家族との距離をある程度設けたい考えの家庭であれば、2階建ての方が良いかもしれません。もちろん、土地が広ければ離れの建物をつくるのも一手ですから、平屋でも可能です。

また周辺環境によりますが、隣家の2階など外からの目線が気になる方も2階建て以上の家が良いかもしれません。空き巣や不審者が現れやすい地域で、防犯面が気になる方も平屋は避けた方が無難でしょう。

まとめ

2階建てや3階建ての家と比べて、平屋には個性的でゆとりを感じる居住空間をつくりやすい一面があります。もちろん、土地や周辺環境にもよりますから一概にはいえませんが、広めの土地を所有したら平屋の家を建て、のんびりした暮らしを思い描いてみてはいかがでしょうか。


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