2025.09.16 お役立ち情報
木の家の内装・外観をおしゃれにするコツは?実際の岐阜・愛知の施工事例も紹介

木の家には、無垢材や漆喰といった自然素材ならではの温かみと、暮らしの時間とともに深まっていく風合いがあります。
見た目の美しさに加え、健康や快適さにもつながる点は、他の構造にはない大きな魅力です。
この記事では、木の家の魅力やおしゃれに仕上げるための工夫、そしてナチュリエが手がけた実例をご紹介します。木を活かした空間づくりに興味がある方にとって、具体的なイメージをつかむヒントになるはずです。
【この記事でわかること】
- そもそも木の家とは?
- 木の家の内装・外観をおしゃれにするコツ
- 木の家をおしゃれにするデザインアイデア
- 木のぬくもりを感じられる家の施工事例12選
- おしゃれな木の家づくりならナチュリエ
そもそも木の家とは?
木の家とは、柱や梁といった主要な構造部分に木材を用い、床や天井・壁などの仕上げ材にも自然素材を取り入れた住宅を指します。
日本では古くから定着して建てられてきた住まいの形であり、木造住宅と呼ばれるものも広くこの範疇に含まれます。
木は軽く加工しやすいうえに、湿度や温度変化に対応する柔軟性を備えており、日本の四季に適した建材とされてきました。
古民家から現代の戸建てまで、暮らしの形に応じて姿を変えながら受け継がれています。
近年、鉄骨造やRC造の住宅も一般的ですが、無垢材や漆喰といった自然素材が持つ心地よさを評価し、あえて木の家を選ぶ人も少なくありません。
見た目の美しさに加え、断熱性や調湿性といった機能面でも優れていることから、改めて注目されている住まいのかたちです。
木の家の魅力・メリット
木の家には、鉄骨造やRC造にはない数多くの魅力があります。以下に代表的なものを挙げました。
- 夏は涼しく冬は暖かい
- 調湿効果で空気を快適に保つ
- 吸音性が高く生活音が響きにくい
- 衝撃を吸収し足腰にやさしい
- 香りや質感によるリラックス効果が得られる
木材は鉄やコンクリートに比べて熱を伝えにくく、夏でも床が熱を帯びにくかったり、冬に触れても冷えすぎないといった特長があります。
湿気を吸ったり吐いたりする性質があるため、季節の変化に左右されにくいのも利点です。さらに、木の香りや触れたときの柔らかさは、人工的な素材にはない心地よさにつながります。
木の家の内装・外観をおしゃれにするコツ
木を取り入れた家を魅力的に仕上げるには、色味や質感といった素材そのものの特徴を理解することが大切です。
さらに、空間にどの程度の割合で木を用いるか、相性の良い素材や家具の組み合わせによって印象は大きく変わります。
以下のポイントを意識すると、木の家をおしゃれなデザインに近づけられるでしょう。
- 木の色味を考慮する
- 木の質感を考慮する
- 木の割合を考慮する
- 木と相性のよい素材を取り入れる
- 木と相性のよい設備・家具を取り入れる
木の色味を考慮する
木材は明るい色合いのパインから、深みのあるウォールナットまで幅広い素材があります。明るいトーンは部屋を広く開放的に見せ、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
一方、濃いトーンは落ち着いた印象を与え、空間をぐっと引き締めてくれるでしょう。
床や天井、家具の色味を揃えるか、あえてコントラストをつけるかによって、統一感とメリハリのどちらを重視するかが変わってきます。
木の質感を考慮する
木は色だけでなく、質感によっても雰囲気が大きく変わります。無垢材なら自然な手触りや経年変化を楽しめ、素朴であたたかな印象になります。
一方、塗装や加工を施すと艶が出て、モダンかつ洗練された雰囲気に仕上がります。
家全体をナチュラルにするか、部分的に質感の異なる木を組み合わせてアクセントにするかで、デザインの幅は大きく広がります。
木の割合を考慮する
木をどこまで使うかによって、空間の印象は大きく変わります。天井から床まで全面に木を使えば落ち着いた雰囲気になりますが、重たさを感じることもあります。
逆に床だけ木にして壁や天井を白で仕上げると、明るく開放的な印象になるでしょう。
建物全体で木を多く使うのか、部分的にアクセントとして取り入れるのか、その割合を意識することで仕上がりのバランスが整います。
木と相性のよい素材を取り入れる
木の魅力を引き立てるには、相性の良い素材を掛け合わせることも大切です。鉄やコンクリートを組み合わせれば、無骨さと温かみが調和したインダストリアルな雰囲気に。
ガラスやタイルと合わせれば、清潔感や軽やかさをプラスできます。異素材との組み合わせを工夫することで、単調にならず、より洗練された空間に仕上がります。
木と相性のよい設備・家具を取り入れる
木の内装に合わせる家具や設備次第で、暮らしの風景は変わります。アイアン脚のテーブルや黒の照明器具を組み合わせれば、引き締まった大人の雰囲気になるでしょう。
反対にファブリックのソファや淡い色のラグを置けば、やわらかく家族的な印象に寄せられます。設備・家具を木目の方向性や色味と揃えると、まとまりのあるインテリアになります。
木の家をおしゃれにするデザインアイデア
木の家は素材そのものの存在感が大きいため、取り入れ方で空間の印象が変わります。
ここでは、ナチュリエの施工事例も一部交えながら木の魅力を引き立てるデザインアイデアを紹介します。
- 無垢フローリングを取り入れる
- 板張り天井・壁を取り入れる
- 自然素材を取り入れる
- 木製の造作家具を取り入れる
無垢フローリングを取り入れる
無垢フローリングは一枚板ならではの木目や色合いが魅力で、住まい全体の印象を左右する大きな要素です。
素足で歩いたときのやわらかさや、年を重ねるごとに変化していく風合いは、合板では得られないものです。
ナチュリエの住まいでも多く採用されており、リビングやダイニングに自然な落ち着きを添えてくれます。
板張り天井・壁を取り入れる
天井や壁に板張りを施すと空間にメリハリが生まれ、木の温もりを一層感じられます。白壁とのコントラストが際立ち、シンプルなLDKでも表情豊かな仕上がりになるでしょう。
間接照明との相性も良く、木目の陰影が均一に出て奥行きが増します。
【施工事例:板張りの下がり天井があるお家】
リビングに照明付きの下がり天井を採用し、木目がはっきりと見える華やかなリビングが特徴。照明の光を反射して、空間全体がやわらかい雰囲気に仕上がっています。
自然素材をふんだんに使用しているので、どこにいても木の温もりを感じられます。
→「板張りの下がり天井があるお家(大垣市加賀野Ⅰモデル)」の事例はこちら
自然素材を取り入れる
木の家をより快適にするなら、床や梁だけでなく、壁や天井にも自然素材を取り入れるのが効果的です。漆喰や珪藻土などは、見た目の質感に加えて調湿効果も期待できます。
自然素材は手触りの良さや耐久性に加え、長く暮らして経年劣化しても”味”として楽しめる点が大きなメリットです。
【施工事例:自然素材をふんだんに使用したお家】
こちらの事例では自然素材をふんだんに使用し、LDKと和室を全て一体化することで開放感のある空間に仕上がりました。
キッチンからリビングと和室を一望できるので、コミュニケーションを取りながら家族の様子を見守れます。
キッチン横には扉付きの物置を設置しているため収納もしやすく、おしゃれさだけでなく利便性にも特化した家づくりが実現できました。
→「自然素材をふんだんに使用したお家(岐阜市東島モデル)」の事例はこちら
木製の造作家具を取り入れる
造作家具とは、設置場所に合わせて設計されるオーダーメイドの家具のことです。建築物と一体となるように製造されているため、既製品にはない使い勝手やデザイン性が実現できます。
家具を既製品ではなく造作で揃えると、家全体の統一感が増します。収納棚やテレビボード、ダイニングテーブルなどを木で揃えると、空間が自然にまとまるでしょう。
【施工事例:カントリー調の木製家具でコーディネート】
リビングのテレビボードやテーブルを木製で揃えた事例です。白壁に映えるナチュラルな色合いで、あたたかみのある暮らしを演出しています。
リビングにはコンセント付きの造作机を設置しているので、お子様の勉強や奥様の家事スペースなどライフスタイルにあわせてご使用いただけます。
→「カントリー調の木製家具でコーディネート(各務原市蘇原吉新町モデル)」の事例はこちら
木のぬくもりを感じられる家の施工事例12選
ここでは、ナチュリエが手がけた施工事例のなかから、木の表情や素材感を活かした住まいを12例ご紹介します。
無垢材の床や板張り天井、造作家具など、それぞれに異なる工夫があり、「木の家」といっても多彩な表情を見せてくれます。実際の写真を見ながら、暮らしをイメージしてみてください。
- キッチン天井に板張りを施したお家
- 収納力に特化した利便性の高いお家
- 木目×グレーのナチュラルモダンスタイル
- 造作スペースを多数設けた自然素材住宅
- 趣味スペースを盛り込んだ和モダンのお家
- インダストリアルインテリアが映える住まい
- ホワイト×木目調の明るい空間
- 木目が映える温かみのあるお家
- 木の質感を活かしたシンプルハウス
- モダンテイストで落ち着きのある大人空間
- ダークグレー×木目のシックなお家
- 畳スペースと掘座卓があるお家
キッチン天井に板張りを施したお家
キッチン上部に板張り天井を採用し、空間全体をナチュラルに仕上げた事例です。フロアから天井まで木目がつながることで、一体感のある空間になっています。
白い壁と無垢の床に、天井の木がリズムを与え、視線が自然に奥まで抜ける構成です。シンプルながらも、木を効果的に配置することで立体感とあたたかさが増しています。
→「キッチン天井に板張りを施したお家(岐阜市薮田中モデル)」の事例はこちら
収納力に特化した利便性の高いお家
木目調を取り入れたキッチンや板張り天井が印象的な空間です。ダイニング・キッチンまわりには大容量の収納を配置し、生活用品をすっきり隠せるよう工夫されています。
木の質感でやわらかな雰囲気を出しつつ、利便性を徹底的に追求している点が特徴。デザイン性と機能性を両立した、家族の暮らしに寄り添った住まいです。
→「収納力に特化した利便性の高いお家(岐阜市北一色モデル)」の事例はこちら
木目×グレーのナチュラルモダンスタイル
ナチュラルな木の質感を基調としつつ、壁には石目調のエコカラットやフロアタイルを用いた住まいです。
無機質なグレーが木のぬくもりを引き立て、落ち着きのあるナチュラルモダンな空間に仕上がっています。
インテリアもトーンを揃えることでシンプルながら重厚感を持たせ、素材の対比が際立つバランスの取れたつくりになっています。
→「木目×グレーのナチュラルモダンスタイル(一宮市U様)」の事例はこちら
造作スペースを多数設けた自然素材住宅
自然素材をふんだんに使った住宅で、柔らかな木目で全体をコーディネート。壁面の造作棚やワークスペース用の造作机など、木製のオリジナル家具を数多く組み込んでいる点が特徴です。
住まいに統一感を生みながら、暮らしやすさも向上させており、素材と造作をうまく調和させた事例といえます。
→「造作スペースを多数設けた自然素材住宅(各務原市那加西市場町モデル)」の事例はこちら
趣味スペースを盛り込んだ和モダンのお家
「和」の要素を大切にしながら、現代的な感覚を取り入れた和モダン住宅です。天井の梁や家具に木を効果的に使用し、温かみを感じさせながら落ち着いた雰囲気に仕上げています。
趣味を楽しむためのスペースも設け、暮らしの豊かさを演出。木の素材感が「和」の要素を引き立て、伝統とモダンが共存する空間になっています。
→「趣味スペースを盛り込んだ和モダンのお家(大垣市Y様)」の事例はこちら
インダストリアルインテリアが映える住まい
木と鉄をモチーフにしたインテリアでまとめられた、重厚感ある住まいです。ダイニングにはアイアン素材の照明や階段を組み合わせ、テーブルや床材には無垢材を取り入れています。
無骨な素材感の中に木のやわらかさが加わることで、住まいとしての居心地の良さも確保しました。インダストリアルデザインの魅力を生活空間に落とし込んだ事例です。
→「インダストリアルインテリアが映える住まい(大垣市中川町モデル)」の事例はこちら
ホワイト×木目調の明るい空間
リビング全体をホワイトと淡い木目で統一し、柔らかい光が映える空間です。
白壁と木のバランスが絶妙で、開放感と清潔感が両立しています。テレビ横の壁には造作の机を設けており、家族が作業や勉強に使えるスペースとして機能しています。
デザイン性だけでなく実用性も高く、毎日の生活が自然に整う仕上がりです。
→「ホワイト×木目調の明るい空間(各務原市那加西市場モデル)」の事例はこちら
木目が映える温かみのあるお家
木目調のキッチンと床材を組み合わせた、温かみのある住まいです。リビングからキッチンまで見通しよく、家事をしながら家族とつながれる動線設計も魅力です。
全体を柔らかな色調でまとめているため、空間が重たくならず居心地がよい印象になりました。自然素材を活かした「日常のくつろぎ」が感じられる事例といえます。
→「木目が映える温かみのあるお家(岐阜市菅生モデル)」の事例はこちら
木の質感を活かしたシンプルハウス
床材にはバーチ材を使用し、強いコントラストを避けることで優しく上品な雰囲気に仕上がっています。
さらに板張り天井を組み合わせることで、素材の魅力が際立つシンプルな空間が完成。余計な装飾を加えず木の質感を素直に活かしているため、飽きずに長く愛着を持てる住まいです。
→「木の質感を活かしたシンプルハウス(岐阜市下土居モデル)」の事例はこちら
モダンテイストで落ち着きのある大人空間
全体をモノトーンと木目調で統一し、落ち着いた大人の空間を演出しています。
黒やグレーの建具・家具がアクセントとなり、スタイリッシュな印象を与えつつも、木の素材感が冷たさを和らげています。
キッチンは木のぬくもりを感じる仕様になっており、機能性とデザイン性を両立した仕上がりです。
→「モダンテイストで落ち着きのある大人空間(各務原市申子町モデル)」の事例はこちら
ダークグレー×木目のシックなお家
延床面積25坪というコンパクトな規模ながら、ダークグレーの壁面と木目を組み合わせることで高級感ある佇まいになりました。
設備やインテリアも統一感を持たせ、都会的でシックな空気感を演出。コンパクトな住まいでありながら、空間の使い方や素材の選び方次第でここまで洗練される好例です。
→「ダークグレー×木目のシックなお家(岐阜県中津川市 S様)」の事例はこちら
畳スペースと掘座卓があるお家
リビングの一角に4.5帖の畳スペースを設け、堀座卓を組み合わせた住まいです。
小上がりになった畳は、家族がくつろぐ場としても、来客時の応接としても活躍。掘座卓を備えることで、正座に縛られず快適に過ごせます。
フローリングと畳の切り替えが視覚的なアクセントとなり、現代的な住まいに和の落ち着きを自然に溶け込ませています。
→「畳スペースと掘座卓があるお家(岐阜市六条江東モデル)」の事例はこちら
おしゃれな木の家づくりならナチュリエ
木の家には、無垢材や漆喰といった自然素材が持つ心地よさと、年月とともに味わいが深まる魅力があります。
デザイン性だけでなく、健康や快適さにも直結する点が、多くの人に選ばれ続ける理由です。
ナチュリエでは、床や壁といった大きな部分から家具や造作スペースにいたるまで、木を活かした住まいを数多くご提案してきました。
見た目の美しさに加え、暮らしやすさやコストバランスまで考え抜いた家づくりを大切にしています。自然素材を取り入れた住まいにご興味がある方は、ぜひナチュリエにご相談ください。
