2025.12.16
『夢の核融合発電!』

皆さんこんにちは!
設計・プランナーの森谷です。
先日、11/21に閣議決定された政府の総合経済対策に『核融合発電』の早期実現が盛り込まれました。
次世代エネルギーとして政府が「世界に先駆けた発電実証」を国家戦略に掲げる核融合発電!
政府は2030年代の発電実証を目指しており、今年度中に工程表をまとめることにしているそうです。
【核融合発電とは?】
核融合発電は、太陽がエネルギーを生み出す仕組みを地上で再現し、安定して大量の電力を得ようとする技術です。
軽い原子(主に水素の同位体である重水素・三重水素)を高温・高圧で融合させると、大きなエネルギーが放出されます。このエネルギーを使って発電タービンを回し電力に変換します。
核分裂と異なり、核融合は暴走反応が起きないため安全性が高く、長寿命の放射性廃棄物もほとんど発生しません。
また燃料となる重水素は海水中に豊富にあり、実質的に枯渇の心配がない点も特徴です。
さらに、化石燃料のようにCO₂を排出せず、地球温暖化対策としても有望視されています。
【今後の課題】
資源の少ない日本には最適な発電方式ですが、実用化にはまだまだ課題があるようです…。
核融合反応を起こすには1億度を超える超高温プラズマを安定して閉じ込める必要があり、その制御が極めて難しい点が最大の壁です。
しかし、海水から電気を生み出し、核廃棄物も出さず、環境にもやさしい夢のような『核融合発電』、ぜひ早期に実現してほしいですね!!






