2025.04.09
蜷川実花展2025 in京セラ美術館!
こんにちは。設計の橋口です。
先日、京セラ美術館で開催されていた「蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影」に行ってまいりました。
会場に入った瞬間、鮮やかな色彩と幻想的な空間に圧倒されて、思わず嘆息するほど。
特に、1,500本ものクリスタルガーランドが吊るされたインスタレーションは、光の反射で表情が変わり、まるで夢の中を歩いているような感覚でした。
彼岸花が咲き乱れるエリアも印象的で、造花なのに妙に艶っぽく、現実と非現実の境界があいまいになるような不思議な気分に。さらに、水槽に映像が投影された作品では、水中にいるみたいな没入感を体験しました。京都の街並みが映し出されたシーンは、幻想的なのにどこか懐かしくて、およそ30分間そこに立ち尽くしました。
全体を通して感じたのは、ただ「きれい」なだけじゃなくて、生と死、光と影が交錯する世界が広がっているということ。これこそが蜷川氏の芸術観です。今まで私の蜷川氏の作品に対する印象として、色鮮やかでポップなイメージが強かったのですが、それだけじゃなくて、見る人の心にグッとくる力を持ってるなと実感しました。
会場はかなりの人で賑わっておりました。今回の展覧会は3月30日までで終わってしまいましたが、蜷川実花展は毎年各地で開催されておりますので、またどこかで触れたいなと思いました。皆様もぜひご体験してみてください。
